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本作は急速な西洋化と経済発展を遂げた1990年代の台北を舞台に、10人の男女の人間関係を2日半という凝縮された時間の中で描いた青春群像劇。財閥の娘で会社を経営するモーリー、その会社で働く親友のチチを中心に、大都会で空虚感を抱えながら生きる若者たちの恋愛や悩み、野望、混乱、そして喜びをつづる。台湾ニューシネマを代表する監督の1人で「古嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」「ヤンヤン 夏の想い出」で高く評価された
エドワード・ヤンを「もっとも敬愛する映画作家の1人」と語る濱口は「必然的に人間性を失わせるこの社会で、人はいったいどう生きていくのか。『恋愛時代』は希望を描き出す。深い絶望の後にしか訪れない希望を。エドワード・ヤンは『どうしたら私たちはこの社会で、他者とともに生きていけるのか』という問いを決して投げ出さなかった。彼の映画にいつまでも敬意と愛を抱かずにおれないのは、そのためだ」と賛辞を贈った。あわせて公開されたポスタービジュアルでは、プールサイドで語りあうモーリーとチチの姿に「私たちの求めるものはどこにあるの?」とキャッチコピーが添えられている。
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※「古嶺街少年殺人事件」の古は牛偏に古が正式表記
エドワード・ヤンの映画作品
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末尾ルコ(アルベール)「母連れ狼」「言葉の革命」「文学・映画・音楽」「人生と介護」、美は醜に勝る。 @sueorukoalbert
濱口竜介が敬意と愛を抱く「エドワード・ヤンの恋愛時代」4K版の予告解禁(コメントあり) https://t.co/NKadzNxv0y