「菊とギロチン」などで知られる嶺が本作で演じるのは、東京郊外の倉庫で働きながら漠然と日々を過ごす真司。幼少期に親兄弟と別れ養護施設で育った彼は、劣等感を抱え、誰にも心を開かず生きてきた。ある日、真司は付き合っていた女性・原田茉耶に別れ話を切り出し、その2日後、以前から2人で予約していた台湾旅行へ向かう。
監督を務めるのは、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」に脚本協力で参加した
YouTubeで公開されたティザー予告には、台北を旅する真司と茉耶の姿が。
なお、本作の配給宣伝資金を募るクラウドファンディングが、Motion Galleryで実施中だ。
大森立嗣(映画監督)コメント
何かが肌に触れてくる。
この映画の凄まじさは画面に痛みが焼きついているところだ。
真っ当に歪んだ青春。叫びたくなる。懐かしい。苦しい。もういいだろ!
慎吾、次へいけ、世界は広い
瀬々敬久(映画監督)コメント
今を生きることへの不安や焦燥、誰しも感じる日々の苛立ちを、
剥き身の全力、真剣刀で描き出した映画だ。
それだけで好感を持った。
そして主演の嶺豪一と斎藤千晃の、この瞬間だけに賭けている存在感。
彼らのゆくえが知りたくなる、ゆくえに願いを込めたくなる。
そんな二人を見てるだけでいい。
大西信満(俳優)コメント
たとえるならば、砲丸投げのように放たれた歪なごつごつとした塊を、
どすんと目の前に落とされたような。
その放物線の先で、肩で息をしながら石井慎吾がこちらを見つめている。
渾身の投擲は、時間が経ってなお、地面を揺らしている。
松浦祐也(俳優)コメント
あのヒトが出演しているなら映画館で観ないといかんぞって思わされる俳優がいます。
アタシが一方的に敬愛している俳優です。
(逆に「コイツやっぱりひでえ芝居してんな」って確認する為に観る俳優もいます。)
「風のゆくえ」の主演・嶺豪一さんも、確実にその一人です。や、もちろん残念な方ではなく、敬愛している方です。
今作も感心してクヤシクなった芝居がありました。チクショー、ごーいちイイ芝居してやがんな!
石井慎吾(本作監督)コメント
この作品は僕自身の経験をもとに脚本を書き起こしました。一人の青年が自己肯定感の低さから
別れを選び妄想に囚われていた自分を振り切り立ち上がっていく物語です。
僕自身今回この映画を作ることで変わっていったことがあります。
大切なことは人と生きること
人を受け入れること
人を愛すること
一番は自分自身の全てを認め愛してあげることだと気がつきました。
この映画がある人の変わるきっかけや救いになればと思い届けていきます。
台湾漫遊倶楽部 @Taiwan_manyu
別れ話の2日後に #台北 旅行へ、嶺豪一が孤独な男演じる「#風のゆくえ 」8月公開 - #映画 ナタリー https://t.co/UgbCnfTBOw #台湾