4月のある日、結婚を間近に控えた藤代俊(ふじしろしゅん)のもとに“とある人物”から手紙が届く。手紙の送り主は藤代が10年前に交際していた初恋の女性・伊予田春(いよだはる)。時を同じくして、藤代の婚約者・坂本弥生(さかもとやよい)が突然姿を消してしまう。東京、ボリビア・ウユニ、チェコ・プラハ、アイスランドなど世界各国を舞台に、藤代は愛する人の姿を探し求める。
監督は「Lemon」「マリーゴールド」「青春病」などのMVを手がけた映像作家・
川村は本作について「とても大切な作品です。山田智和初監督作品として選んでもらえて、嬉しく思います。35歳の若い感性で紡がれた、まるで美しい音楽のような映画になるでしょう」と述べる。山田は「素晴らしいキャスト・スタッフに支えられて、一つ一つの光と向き合った撮影はとても刺激的な時間で、今も頭から離れない景色たちばかりです。来年の公開を楽しみに待っていていただけると幸いです」と期待を込めた。
YouTubeでは山田がディレクションを行い、原作のセリフをちりばめた縦型のマンスリートレーラー第1弾<April>が公開中。これは映画の公開まで毎月公式SNSにて配信予定だ。
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川村元気 コメント
山田智和監督のミュージックビデオのファンで、いつか一緒に仕事をしたいと思っていました。
音楽と共に、現代の都市と人間の姿をこれほどまでに感性豊かに描く映像作家は世界でも稀有だと思っています。
「四月になれば彼女は」は私にとって、とても大切な作品です。山田智和初監督作品として選んでもらえて、嬉しく思います。35歳の若い感性で紡がれた、まるで美しい音楽のような映画になるでしょう。
若手随一のカメラマンの今村圭佑さんと、天才的な音楽家の小林武史さんとの組み合わせで、いったいどういう映画ができるのか、今からの楽しみでなりません。キャストについては・・・まだ言ってはダメとのことで、お伝えできないのですが、早くみなさんにお知らせできる日を心待ちにしています。
山田智和 コメント
初めて「四月になれば彼女は」を読んだとき、愛を探すこと、そして生きることに溢れた素晴らしい小説であると思いました。この原作を映画化することによって、現代で私たちが抱えている痛みのようなものに寄り添うことができると確信を持ったのです。
同時に、恐ろしいほどリアルで、目を背けたくなるような現実ともこの映画はしっかりと向き合わなければならないと覚悟しました。
素晴らしいキャスト・スタッフに支えられて、一つ一つの光と向き合った撮影はとても刺激的な時間で、今も頭から離れない景色たちばかりです。
来年の公開を楽しみに待っていていただけると幸いです。
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川村元気の恋愛小説「四月になれば彼女は」映画化、山田智和が監督デビュー https://t.co/w0fHpNNFLI
原作:川村元気『四月になれば彼女は』文春文庫