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「母べえ」「母と暮せば」に続いて「母」を題材にした映画を手がけた山田は「永井さんのこの戯曲を映画化したいと思っていたのですが、主演をどうするか悩んでいた。ミューズである小百合さんをおばあちゃんにしていいのか。小百合さんに相談すると『もちろんですよ』とおっしゃってくれた。それから企画が始まりました」と振り返る。
通算123本目となる映画出演を果たした吉永は「歳を重ねるとセリフも覚えにくくなるし、残念なこともあるのですが、今回の映画をやらせていただいて本当によかったです。大泉さんにサポートしていただいてラストシーンまで撮ることができました」と語った。大泉は「映画が決まったときに『吉永小百合から大泉洋は産まれない』とコメントしましたが、現場に入りますと、なんかわからないけど間違って産まれたんだと。母親としか思えない小百合さんがいました。素敵な時間を過ごしましたね。本当にかわいらしかった!」としみじみする。
山田の前作「キネマの神様」にも出演した永野は「山田組は穏やかで、どの部署の方も職人気質で『いいシーンを撮るぞ』と作品と向き合っていました」とコメント。吉永の印象について尋ねられると「現場の中心に立たれているのですが、背中がすごく温かくて、かわいらしい。いつか私もこんな女優さんになりたいなと思うようになりました」と明かす。吉永は「舞ちゃん(永野)が姪っ子役で本当に素敵でした。舞ちゃんの映画はいろいろ観ていて、一緒にやれて幸せなひとときを過ごすことができました。おばあちゃんの役をやってよかったなと思います」と頬をゆるませた。
また福江や昭夫を取り巻く人物を寺尾、宮藤、YOU、枝元が演じていることが明らかに。数十年ぶりに吉永と再会した寺尾は「(当時と)全然変わらない。さすがナンバーワンの女優さん。またご一緒できてとてもうれしかった」と述懐する。宮藤は「自分は映画を撮るときに現場ではしゃいでるんです。山田監督もセリフを足したり変えたり、カットに悩んだりして楽しんでいた。自分も『こういう撮り方でいいんだ』と思いました」と刺激を受けたことを明かす。
YOUと枝元は、福江の隣人であり友人という役どころで出演。YOUは「折ったチラシを袋に入れるシーンがあって、小百合さんが『練習しなきゃ』と繰り返しやられているのを、かわいらしくて素敵だなと見ていました」、枝元は「小百合さんと少しでもお話ししたくて『ぬれせんべいと固いせんべい、どちらが好きですか?』と聞いたんです。そしたら小百合さんは『私はパンが好きですね』と教えてくださったのがおかしすぎて(笑)、一瞬で小百合さんの虜になりました」と吉永のエピソードを披露した。
なお会見では、2002年に山田の監督作「たそがれ清兵衛」でスクリーンデビューを飾った
「こんにちは、母さん」は9月1日より全国でロードショー。
Chiaki @ Dorama World ドラマワールド @doramaworld
Completion press conference of new movie "Konnichiwa, Kaasan" at Hotel Gajoen Tokyo on 15 Mar 2023 - Yoshinaga Sayuri, Ooizumi Yo, Nagano Mei, Terao Akira, Kudo Kankuro, YOU & Edamoto Moe; showing from 1 Sep 2023
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