門井慶喜の同名小説を映画化した本作では、宮沢賢治の生涯が父・政次郎の視点で描かれる。政次郎を役所、賢治を
本作のために書き下ろされた「STAR」が流れる映像では、賢治が家業を継ぐと信じて疑わない政次郎と、それに反発して我が道を進む賢治のやりとりが映し出される。作詞・作曲を手がけた水野良樹は「誰かが誰かを肯定することを、優しく包み込めるような楽曲にできればいいなと思ってつくりました」とコメント。ボーカルの吉岡聖恵は「出産が近づく中での歌唱だった」とレコーディング時を振り返り「自分にとってとても貴重なタイミングでこの歌を歌わせていただいた事がとても素晴らしい体験となりました」と語った。
「銀河鉄道の父」は5月5日に全国で公開される。
いきものがかり コメント
水野良樹
(映画を観て)やっぱり息子の顔が浮かんで、しょうがなかったですね笑。こんなことを言ったら怒られると思うのですが「俺も政次郎だよ!」と心のなかで叫びたいくらいで。そして、やはり各シーンでときに静かに、ときに激しく、生と死のあわいに身を寄せる相手に、言葉を送ろうとする登場人物たちがとても愛おしかったし、心打たれました。他人からみたら、大袈裟で、滑稽にみえるほど、相手を一生懸命に肯定するという瞬間が、人と人とのつながりのなかでは、ごくまれに生まれることがあると思います。誰かが誰かを肯定することを、優しく包み込めるような楽曲にできればいいなと思ってつくりました。いきものがかりというグループにとっても、このタイミングで親と子を描く作品に関わらせていただけることに、勝手ながら、なにか運命めいたものを感じました。
吉岡聖恵
映画「銀河鉄道の父」というこの作品がとてもあたたかみのある作品だと思いました。賢治の妹、トシへの深い愛情、そして、その中で新しい作品が生まれていくこと、それがとても印象的でした。そして、賢治をまるごと包み込む父、政次郎の深い愛情を感じました。たくさんあたたかさを感じる作品で、拝見してたくさん涙しました。私としては出産が近づく中での歌唱だったので、この曲に親子の関係をおもいながら、あたたかな気持ちで歌わせて頂きました。語るように歌いながら、一方であたたかく深い気持ちが爆発するような歌でもあると思います。心の中に熱いものを持ちながら歌いました。作中にある賢治の父、政次郎と賢治の関係に思いを馳せながら、自分にとってとても貴重なタイミングでこの歌を歌わせていただいた事がとても素晴らしい体験となりました。母になった今、出来上がったこの曲を、うんうん、としみじみ聞いてしまいます。自身の心境にリンクする曲にもなりました。
役所広司の映画作品
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役所広司と菅田将暉が親子役「銀河鉄道の父」主題歌はいきものがかりの書き下ろし
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