ポーランド映画祭でイエジー・スコリモフスキの最新作「EO」上映

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「ポーランド映画祭2022」が11月22日から27日に東京・東京都写真美術館ホールで開催される。

「ポーランド映画祭2022」メインビジュアル

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「パン・タデウシュ物語」

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「コルチャック先生」

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作曲家ヴォイチェフ・キラルの生誕90年を祝う特集では、彼が音楽を手がけた3本の作品をピックアップ。詩人アダム・ミツキェヴィチの長編叙事詩をアンジェイ・ワイダが映画化した「パン・タデウシュ物語」、ホロコーストを題材にした「コルチャック先生」、衣装を石岡瑛子が担当したフランシス・フォード・コッポラ監督作「ドラキュラ」が上映される。

「イレブン・ミニッツ」 (c)2015 SKOPIA FILM, ELEMENT PICTURES, HBO, ORANGE POLSKA S.A., TVP S.A., TUMULT

「イレブン・ミニッツ」 (c)2015 SKOPIA FILM, ELEMENT PICTURES, HBO, ORANGE POLSKA S.A., TVP S.A., TUMULT[拡大]

「ポーリッシュ・シネマ・ナウ!」では、本映画祭の監修を担当するイエジー・スコリモフスキの新作「EO(原題)」、2015年の監督作「イレブン・ミニッツ」を上映。小さな町で起きた実話をもとにしている悲劇「パンと塩」、あることをきっかけに音楽を一緒に作ることになった男女のラブストーリー「愛についての歌」もスクリーンにかけられる。

「ショパン 暗闇に囚われることなく」 (c)Chopin. I am not afraid of darkness

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「ポルミッション パスポートの秘密」

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また、世界の分断や悲劇を象徴する場所でフレデリック・ショパンの曲を演奏する3人のピアニストを撮った「ショパン 暗闇に囚われることなく」、ポーランド外交官が極秘にユダヤ人救出を行なっていた事実を追った「ポルミッション パスポートの秘密」という2本のドキュメンタリーもラインナップに並んだ。

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」 (c)FILM PRODUKCJA – PARKHURST – KINOROB - JONES BOY FILM - KRAKOW FESTIVAL OFFICE - STUDIO PRODUKCYJNE ORKA - KINO ŚWIAT - SILESIA FILM INSTITUTE IN KATOWICE

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」 (c)FILM PRODUKCJA – PARKHURST – KINOROB - JONES BOY FILM - KRAKOW FESTIVAL OFFICE - STUDIO PRODUKCYJNE ORKA - KINO ŚWIAT - SILESIA FILM INSTITUTE IN KATOWICE[拡大]

「ウクライナ戦争を考える」では、アグニェシュカ・ホランドの監督作「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」を上映。スコリモフスキは「何年たっても色あせない傑作から、今まさに生まれたばかりの意欲作まで多種多様な作品が揃いました。ぜひご堪能ください。来年こそはお会いできるのを楽しみにしております」とコメントを寄せている。

各作品の上映スケジュールなどは映画祭の公式サイトで確認を。

ポーランド映画祭2022

2022年11月22日(火)~27日(日)東京都 東京都写真美術館ホール

ヴォイチェフ・キラル生誕90年記念上映

「パン・タデウシュ物語」(監督:アンジェイ・ワイダ)
「コルチャック先生」(監督:アンジェイ・ワイダ)
ドラキュラ(1992年)」(監督:フランシス・フォード・コッポラ)

ポーリッシュ・シネマ・ナウ!

「EO(原題)」(監督:イエジー・スコリモフスキ)※ジャパンプレミア
「イレブン・ミニッツ」(監督:イエジー・スコリモフスキ)
「パンと塩」(監督:ダミアン・コツル)※ジャパンプレミア
「愛についての歌」(監督:トマシュ・ハボフスキ)※ジャパンプレミア

ドキュメンタリー映画

「ショパン 暗闇に囚われることなく」(監督:ヨアンナ・カチマレク)※ジャパンプレミア
「ポルミッション パスポートの秘密」(監督:ヤツェク・パピス)

ウクライナ戦争を考える

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」(監督:アグニェシュカ・ホランド)

イエジー・スコリモフスキ コメント

イエジー・スコリモフスキ(Photo by Maciej Komorowski)

イエジー・スコリモフスキ(Photo by Maciej Komorowski)[拡大]

昨年記念すべき10周年を迎えたポーランド映画祭、新しい章の始まりです。今年も素晴らしい作品の数々をご覧いただけること、大変嬉しく思います。またカンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞した私の新作「EO」が、初めて日本の皆様にお披露目できること、非常に光栄です。他にも何年たっても色あせない傑作から、今まさに生まれたばかりの意欲作まで多種多様な作品が揃いました。ぜひご堪能ください。来年こそはお会いできるのを楽しみにしております。

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