フィンランドの建築家アアルトのドキュメンタリーが2023年秋に公開

フィンランドの建築家アルヴァ・ アアルトのドキュメンタリー「アアルト」が2023年に秋に公開決定。東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。

フィンランドのマイレア邸や夏の家コエ・タロ、ロシアのヴィボルグ図書館などを手がけたほか、アルテックの家具やイッタラの食器を生み出し、北欧を代表する建築家でデザイナーとして知られるアルヴァ。2021年には、最初の妻で建築家のアイノの仕事にも注目した展覧会「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」が東京と兵庫を巡回した。「アアルト」では夫妻の手紙のやり取りを通して、アルヴァがどのようにしてアイノと出会い、2人で数々の傑作を生み出していったのかが紐解かれる。

2021年のユッシ賞では音楽賞と編集賞を受賞。長年アアルトに関する映画の制作を構想していたというヴィルピ・ スータリが監督を務めた。アトリエで作業する夫妻の様子を切り取ったポスターには「アルヴァの隣には、アイノがいた。」とコピーが添えられている。

「アアルト」はアルヴァの生誕125年を記念して公開。配給はドマが担う。