音楽レーベル“サラ・レコーズ”をテーマにしたドキュメンタリー映画「
ドキュメンタリー「アザー・ミュージック」の公開記念として行われる今回の上映。サラ・レコーズはクレア・ワッドとマット・ヘインズによって創設され、英サウスウエストの港湾都市ブリストルを拠点に1987年から1995年まで活動していたインディペンデントレーベルだ。ファンとアーティストのつなぐための独自の取り組みや、オリジナリティあふれるZINEをレコードに封入するなどの運営・広報活動によって、当時一大シーンを作り、のちのアーティストやレーベルにも大きな影響を及ぼした。2014年に製作された本作では創設者2人や、所属していたミュージシャン、ファン、関係者へのインタビューを通じて、サラ・レコーズの8年間の軌跡と魅力に迫る。監督はルーシー・ドーキンズが務め、ヘヴンリーのアメリア・フレッチャー、ザ・ドラムスのジェイコブ・グラハムのほかカルヴィン・ジョンソン、エヴェレット・トゥルーが出演した。
本作は両日とも21時15分より上映。8月13日にはme and youの竹中万季、8月14日には鍵盤弾きの
カジヒデキ(ミュージシャン)コメント
マンチェ、シューゲイザー、インディーダンス、グランジ、そしてブリットポップ!
あのマッチョな荒波の時代を、DIYの強い信念とプライドを高く持って、果敢に闘い泳ぎ続けたサラ・レコードのクレアとマットを誇りに思います!!
サラが存在した8年間、僕自身は彼らを崇拝したり、少し距離をおいたり色々ありましたが、この作品を観てすべてを愛おしく感じることが出来ました。
もっと高い評価を得るべき素晴らしいレーベルだったと、深く感じています。
福富優樹(Homecomings)コメント
僕たちがHomecomingsをはじめた頃、ライブハウスや遊びに行ったイベントで知り合った人はみんな口々にsarah recordの7inchのことについて話していました。クラブイベントとはまた違うDJや、物販のテーブルに並ぶzineに缶バッチ、会場に飾り付けられた風船、The Pains Of Being Pure At Heart、Wallflower、Fandaze。ギターポップやネオアコのキラキラしたアルペジオは僕にとって、そしてHomecomingsにとって原点でもあり、ちょっとした青春の1ページなのです。元気にしていますか? この映画を通じて、久しぶりにみんなとおしゃべりできたような、そんな気持ちにもなってしまったのでした。
僕が一番好きなのは58番、The Hit Parade の”In Gunnersbury Park”。京都のアート・ロックNo1というレコード屋さんで見つけたとき、本当に嬉しかったです。
堀江博久(鍵盤弾き)コメント
ぼくはクレアさんと同じ世代です。
20代の時、サラ・レコーズのようなクルーエルやエスカレーター・レコーズといった、インディのレコードレーベルで演奏したり、曲を書き作品をリリースしたりしました。この時の自分の出した音やメロディに、周りのみんながいいねって興味を持ってくれたことが、今自分が歩んでいる道につながっていきます。「マイ・シークレット・ワールド」を観て、この瞬間しかない閃きは、ほんと一瞬で終わります。大事にしていきたいです。
Looking Glass @ごくらくズ @thechangeiscast
二日だけとはもったいない https://t.co/4vIdGUB2Rq