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一条岬の同名小説を三木孝浩が映画化した本作は、眠ると記憶を失う前向性健忘を患った日野真織と、彼女を献身的に支えながら自身も大きな秘密を持つ神谷透が織りなすラブストーリー。道枝が透、福本が真織を演じた。
浴衣姿で登場した道枝と福本は「晴れてよかったね!」と笑顔で庭園を歩いた。福本とはドラマ「消えた初恋」以来2度目の共演となった道枝は「初めましての方だったらなかなか難しい作品でした。クランクインからアドリブのシーンを撮影したのですが、スタッフさんから『(ファーストシーンがアドリブなのは)2人が1回共演してるからだよ』と言われて信頼を感じましたね」とはにかむ。福本は「三木監督とは『思い、思われ、ふり、ふられ(実写)』以来でしたし、道枝さんとまたご一緒できてうれしかったです。変わらずまっすぐで誰にでも優しい方。原作を読みながら『透くんは道枝さんにそっくりだなあ』と思っていました」と述べた。
道枝は、自身の演じた役柄について聞かれると「透はミステリアスで掴みどころのないキャラクター。自分の普段のテンションよりもちょっと落ち着かせて、徐々に声のトーンも明るくなっていく感じを意識しました。料理もできる役なので、練習しましたよ」と振り返る。福本は、真織が日記を書いて朝に読み返す習慣があることに触れて「私も撮影中は日記を書いていました。私目線の日記と、真織を演じていて感じたことを書く日記の2つ。彼女を演じるにあたって少しでもヒントになればいいなと思っていました」と明かした。
記憶がテーマの本作にちなみ「忘れられない記憶は?」と尋ねられた道枝は、なにわ男子としてデビューが発表された瞬間を回顧し「まったく記憶がないんです(笑)。そのときの映像を見返すと、しゃがみながら泣いていたり……。あまりにも強烈すぎて覚えてないんです」と告白。また福本は「東宝シンデレラオーディションでグランプリを受賞した瞬間ですね。道枝さんと同じで、強烈すぎて覚えてないんですよ」と頬をゆるませる。
イベントでは七夕の風習になぞらえ、道枝と福本が自身の願いを込めた短冊を飾り付けた。道枝は「たくさんの方々の心の中で忘れられない作品となりますように」、福本は「映画の初日を大阪で迎えたい」とそれぞれ願いごとをつづった。道枝は「1日1日を大事に生きようという、この作品に込められたメッセージを感じていただいて『映画、よかったね』と言ってもらえるのが僕らにとっての最大限の褒め言葉だと思います」と述懐した。
最後に道枝は「10代最後の映画ですし、映画初主演作。福本さんとも2度目の共演で、いろんなご縁の重なった作品になったと思います。これからの人生のターニングポイントとなる作品に巡り会えたので、皆さんに感謝ですね」と思いを込める。福本は「『この映画を絶対いいものにするぞ』という皆さんの気合を感じた作品。その期待に応えられるよう自分のベストを尽くしました。私の代表作です!」とコメントした。
月川翔と松本花奈が脚本を手がけ、亀田誠治が音楽を担当した「今夜、世界からこの恋が消えても」は7月29日より全国ロードショー。
Chiaki @ Dorama World ドラマワールド @doramaworld
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