BiSH全員集合、主演オムニバスへの思いを1人ひとりが語る

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オムニバス映画「BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL」の舞台挨拶が本日6月10日に東京・新宿ピカデリーで行われ、BiSHの6人が登壇した。

BiSH

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映画「BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL」キービジュアル

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本作は2023年をもって解散することが決まっているBiSHのメンバー1人ひとりが、6人の監督とタッグを組んで主演したオムニバス。イベントではメンバーと監督の組み合わせは、監督側によるあみだくじで決められたことが明かされた。

アイナ・ジ・エンド

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「リノベーション」

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アイナ・ジ・エンドが田辺秀伸と組んだ「リノベーション」は、心に悩みを抱えるダンサーの女性が、不動産屋に連れられた内見先で不思議な出来事を経験する物語。BiSHで振り付けも担うアイナは、ダンスのルーツをたどる物語について「どうかこれをダンスだけで考えてほしくなくて。皆さんのお仕事とか、生きていてどうしようもなく嫌だなと思ったこととか。私の場合はダンスで嫌なことがあったときに、“引っ越し”という手段を取りました。皆さんも新しい一歩を踏み出してみたら、ちょっと経験したことのない面白い出来事があったり、謎すぎる1日を送ったりする。でもそれが新しい刺激になる日が来る気がするのでそういう気持ちで観ていただけたらうれしいです」と話した。

ハシヤスメ・アツコ

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「レコンキスタ」

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「レコンキスタ」は、ハシヤスメ・アツコ演じるOLが会社のエレベーターで奇妙な時空のループにはまる作品。ハシヤスメは監督の大喜多正毅がハシヤスメ像に近い作品を作ったことに触れつつ「ただ、ハシヤスメはあまり怒ったり、感情的になったりすることがないんです。この作品では怒りの感情や取り乱す感覚を思い出すのが大変でした。あとはエレベーターの密室空間という特に代わり映えのしない景色の中でいかに自分が表現するかを考えて演じました」と撮影を振り返った。

アユニ・D

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「オルガン」

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エリザベス宮地が監督を務めた「オルガン」では、アユニ・Dが主演。本作は兄を追って山小屋に向かったあーこが、兄の撮影した1枚の写真と自分宛の手紙を見つける物語だ。実際に兄を持つアユニは「映画の中でも妹だし、お兄ちゃんのことを実際の呼び方と同じように“にいに”って呼んでるし。本来の私の人間性が練り込まれている役柄なのでまったく違う人格になることはなくて。役作りというよりはもう一度自分自身を見つめ直したという感じでした」と自身と役柄のリンクを明かす。

リンリン

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「VOMiT」

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リンリンと山田健人が組んだ「VOMiT」は、夜道を千鳥足で歩く女性の不思議な旅路を描くトリップムービー。唯一セリフのない作品で、リンリンは苦手意識のあったというダンスを披露している。「私はダンスがもともと得意ではなかったんですけど、Seishiro先生(振付師、ダンサー)が付いてくださって、何回もスタジオに入って。『コンテンポラリーダンスには正解がないんだよ』と何回も言ってくれたので、心が軽くなりまりした。作品のテーマは『同調圧力にやられて、もがいている女性』だったんですけど、自分なりに正解を見つけて、ダンスで表現できたのかなと思います」と見どころを述べた。

モモコグミカンパニー(中央)

モモコグミカンパニー(中央)[拡大]

「PEACH CHAOS PEACH」

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モモコグミカンパニーが主演、渡辺淳之介が監督を務めた「PEACH CHAOS PEACH」は、ある朝目覚めた普通の高校生・桃子の姿を描く青春ドタバタ学園コメディ。「ネタバレするとなんも面白くなくなってしまう」という触れ込みで、モモコは「モモコグミカンパニーと渡辺淳之介さんそれぞれのヤバさが組み合わさって、カオスになってしまった感じです。演技が初挑戦だったんですけど、コメディだったからこそ、いい意味で自分を振り切れたような気がして。校庭の中心で叫ぶとか、普段やらないことなので。観ているほうもストレス発散になるんじゃないかなと思います」と、作品のカオスさを強調した。

セントチヒロ・チッチ(右)

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「どこから来て、どこへ帰るの」

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そしてオムニバスの最後を飾るのは、セントチヒロ・チッチが行定勲と組んだ「どこから来て、どこへ帰るの」。チヨとアキオという許されない関係にある男女の濃厚な文学的恋愛物語となっている。行定による脚本の印象を「私に対して『一歩を踏み出しなさい』と思って書いてくれたのかなって思いました」と述べつつ、「覚悟を決めて臨んだ物語です。チヨは自分の気持ちにまっすぐだったり、少しミステリアスだったりする女の子なんですけど、私が演じている中で自然体でいられるような女の子だったので、やってやるぞという気持ちよりは、覚悟を決めつつも私らしく演じられた役でした」と作品への思いをつづった。

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