NYのレコード店・Other Musicの歴史紐解くドキュメンタリーが9月公開

2016年6月に閉店した米ニューヨークのレコードショップ・Other Musicのドキュメンタリー「アザー・ミュージック」が、9月上旬より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

マンハッタンのイーストビレッジで音楽ファンの友人同士であったクリス・ヴァンダルーとジョシュ・マデルが1995年にオープンしたOther Music。音楽好きを唸らせる豊富な品ぞろえを誇っただけでなく、ミュージシャン、画家、映画監督、俳優などさまざまな人々が集うコミュニティ、のちにブレイクするアーティストたちの活動拠点としての役割も果たした。

映画にはヴァンパイア・ウィークエンド、アニマル・コレクティヴといった多数のアーティストをはじめ、かつて常連客だった俳優のベニチオ・デル・トロやジェイソン・シュワルツマン、個性豊かなスタッフたち、音楽ジャーナリストなどが出演。インタビューや店内で頻繁に行われていたインストアライブの映像を交えながら、創業から閉店に至る21年間の歩みが紐解かれる。

監督を務めたのはOther Musicで働いていたロブ・ハッチ＝ミラーと常連客であったプロマ・バスー。ショップで出会い結婚した2人が閉店の報せを聞いてから制作を始め、関係者や資料へのリサーチを重ねがら3年の歳月をかけて完成させた。現在、予告編がYouTubeで公開中だ。