今回、北野は映画祭のためスーツを新調して成田空港まで向かったものの、体調の問題やヨーロッパ情勢などを考慮し、新作映画の編集スケジュールに影響を与えかねないと再考。苦渋の決断で渡伊を断念した。急遽オンラインでの登壇となった北野が大画面に映し出されると、約1000人が集まった会場は大きな歓声と拍手で包まれる。北野は画面越しに手を振りながら和やかに挨拶し、「ウディネには新作の映画を持ってちゃんとお詫びとお礼に行きたいと思っています!」と約束した。
また本映画祭の代表サブリナ・バラセェッティは「ヨーロッパ人の我々は北野武監督の映画を観て育ちました。そして、映画監督として認識していましたが、日本に行ったときにテレビでコメディアンとして活躍する姿を見て衝撃を覚えました。まさに“北野教”と言っても過言ではないほどの熱狂的なファンの存在を、監督に直接感じていただきたかったです。ウディネを第2の故郷と思っていただければ幸いです。この賞を北野武監督に授与することが誇りです」とたたえた。
第24回ウディネ・ファーイースト映画祭はイタリア現地時間4月30日までの開催。
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北野武がウディネ映画祭で生涯功労賞、渡伊断念も「新作を持ってお礼に」と約束(イベントレポート) - 映画ナタリー https://t.co/ST2IFwQNqc