隣人として振る舞う恋人同士の女性描く「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」冒頭解禁

2021年のセザール賞で新人監督賞を受賞した「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」より、本編冒頭の一部がYouTubeで解禁された。

本作はアパルトマンの最上階で向かい合う部屋に暮らす老齢の女性ニナとマドレーヌの物語。仲のいい隣人同士として振る舞っていたが、実は長年ひそかに愛し合ってきた恋人同士である2人の転機がつづられる。「ハンナ・アーレント」のバルバラ・スコヴァがニナ、「ぜんぶ、フィデルのせい」のマルティーヌ・シュヴァリエがマドレーヌを演じた。

映像は1960年代のヒット曲「愛のシャリオ」に乗せて2人きりで踊るニナとマドレーヌの姿から幕開け。マドレーヌの夫の亡きあと、アパルトマンを売った金でローマへ移住することを夢見る2人。マドレーヌの部屋で眠るニナが、口づけで目を覚ます朝のひとときが切り取られた。

本作が長編デビュー作となるフィリッポ・メネゲッティが監督を務めた「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」は東京・シネスイッチ銀座で公開中。全国でも順次封切られる。