フランス・ルクセンブルク・ベルギー合作「
本作は、南フランス・モンペリエを見渡すアパルトマンで互いの部屋を行き来し、長年ひそかに愛し合ってきた2人の女性・ニナとマドレーヌの物語。マドレーヌを襲った悲劇によって、彼女たちの日常が一変するさまが描かれる。
女優の
寺島しのぶ(女優)コメント
ドイツとフランスを代表する2人の女優の圧倒的な演技を若きイタリアの監督が繊細で大胆な極上の映画に仕上げた。本当の幸せとは何か…。
江國香織(小説家)コメント
少女二人の冒頭シーンから心がざわめく。皮膚のいちばんやわらかいところにさわられるような映画で、ただ息をつめて見つめた。
松田青子(作家)コメント
こういう状況に置かれた時に、
これまでどれだけのカップルが引き裂かれてきただろうか。
いくつもの壁を壊して、突破して、ふたりで生きていく、
諦めない彼女たちの姿に涙が止まらなかった。
樫山文枝(俳優)コメント
こんな生き方もあるのか。思いがけない展開に息をのむ。主演は七十代の女優二人。すごい! 生き抜くために果敢に立ち向かう姿に圧倒される。
中村優子(女優)コメント
ニナの叫びとマドの吐息。
それは映画を観ているあなたのものだったかもしれない。
わたし自身のものだったかもしれない。
映画は私たちの肩を叩く。
少女の声を掻き消したあのカラスに
あなたは似てはいないかと。
山内マリコ(作家)コメント
これは拍手! スリリングな脚本、簡潔なカメラ、抑制された演出。なにより、逆境を乗り越える愛を70代の女性二人が担うところが、素晴らしく時代を捉えている。千載一遇のチャンスに女優たちが実力を爆発させた、幸福な傑作。
中江有里(女優・作家・歌手)コメント
ふたりを隔てる扉と扉は、世間から隠すように閉じられる。
胸痛みながら、自分の中にも扉があると悟った。
大島葉子(女優)コメント
普通ってなんだろう。
ニナとマドレーヌの暮らしはある意味理想的。
でも、人生には思い通りにいかない事がたくさんある…
印象深い音。美しき映像。強くて、大胆なふたりの愛。
これは今までにない挑戦的で秀逸な映画だ。
森直人(映画評論家)コメント
1980年生まれの男性監督が、長篇デビュー作でこの物語を撮ったこと。彼の人間的関心と想像力に、新しい時代の成熟(の始まり)を感じる。
児玉美月(映画執筆家)コメント
痛みを伴う映像美。彼女たちのようなふたりの未来が悲劇とならぬように、この映画が楔と化して今ここに打ち込まれなければいけない。
女性同士の親密な紐帯に、ほんとうはミステリーもサスペンスもないのだから。
小川チガ(飲食店経営、イベントプロデューサー)コメント
あーーもぅオトナなのに、、しっかりして! 長年セクシャリティを隠してたのは何の為?
地味な見た目だけど破天荒な性格の設定に驚きつつ、カミングアウトせずとも遺言書は大切だと改めて痛感。パートナーいても法的に守られてない人~全員必見です!
映画『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』公開中! @deuxmovie
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#ふたつの部屋ふたりの暮らし