新作は“踊るSPECナイト”?堤幸彦×本広克行×佐藤祐市が制作プロジェクト発足
2022年1月19日 19:37
「SUPER SAPIENSS」プロジェクト発表会が本日1月19日に東京・e-sports銀座studioで行われた。
「SUPER SAPIENSS」は、3人の映画監督・
また本プロジェクトには、ファン=サポーターとともに作品を作り上げていくという特徴も。本日から3月16日まで実施予定のクラウドファンディングを起点に、サポーターは保有する“トークン”を使用して、監督陣による会議の視聴や、さまざまな投票機会・企画に参加することができる。発表会には堤、本広、佐藤に加え、プロデューサーの
堤は「TRICK」「SPEC」シリーズ、本広は「踊る大捜査線」シリーズや「曇天に笑う」、佐藤は「キサラギ」「ストロベリーナイト」と、数々のヒット作を生み出してきた。発起人の1人である堤は「常に100%の力で作品を作っているけれども、『もっと先があるんじゃないか』という“のどの渇き”を感じています。このご時世で、世界中のエンタテインメント業界がつらい目に遭っている。そんな中で、今まで作ってきた形を一度ゼロベースに戻してでも、その先に進むべきだという意欲の表れです」とプロジェクトを発足した理由を説明した。本広も「作品を生み出すモチベーションにもつながるし、お客さんと一緒に作品を作る楽しさを味わえるんじゃないか。今までは敷かれたレールの上をずっと走ってきましたが、このプロジェクトではレールを作りながら走る。楽しいしワクワクしています」と続けた。
「パラサイト 半地下の家族」「イカゲーム」など韓国の映像作品が世界中を席巻していることに、佐藤は「もちろん韓国を意識することはありますが、あくまで僕らの内側で燃えている何かをバーンッと吐き出していきたい」と話した。堤は「韓国の作品は面白いです。ですが、僕らも日本の映画監督として作品を世に送り続けてきた自負と責任がある。こうして新しい映像制作の形を立ち上げることで、韓国や世界に負けない作品を作り上げることができるんじゃないかと思っています」と自信をのぞかせた。
堤らの熱い思いに触れた池田は「こんなにすごい方たちが団結されることってなかなかないし、“みんなで作る”という新しい取り組みも面白いなと思いました」とコメント。堤から「もう共犯者です」とプロジェクトメンバーに誘われると、池田は「女優面してここに並んじゃってますけど、こうして誰でも気軽に参加できるプロジェクトってことですよね。女優としては参加しません!」と笑みをこぼした。
プロジェクト第1弾として、創作された物語が縦スクロール型のオールカラー電子コミック「WEB TOON」にて展開される。発表会では、そのベータ版がお披露目となった。タイトルはまだ決まっておらず、堤らが「サピエンス大戦」や「サピエンス・ウォー」といった案出しを壇上で繰り広げた。佐藤は3人の代表作をミックスさせた「踊るSPECナイト」を提案し、笑いをさらう。
最後に堤は「エンタテインメントとして楽しめるものを作ります。それがさまざまな形で広がっていく。今までは私たち作り手の一方通行でしたが、観る方も参加できる形になっています。楽しみにしていただきたい」と挨拶し、イベントを締めくくった。「SUPER SAPIENSS」公式サイトでは、ティザームービーやプロジェクトの詳細が確認できる。