心理サスペンス「カウンセラー」が拡大公開、清水崇や入江悠からコメント届く

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短編映画「カウンセラー」の拡大公開が決定。3月下旬から東京・ユーロスペースで公開される。

「カウンセラー」ビジュアル

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「カウンセラー」

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本作は、「おもちゃを解放する」の酒井善三が脚本と監督を担当した心理サスペンス。妊娠6カ月目で産休前最後の出勤だった心理カウンセラーの倉田真美が、突如現れた相談者・吉高アケミの話を聞くことで、奇妙な不安感に飲み込まれていく様子が描かれる。

鈴木睦海が倉田、西山真来が「妖怪が見えるんです」と暗い物語を話し始めるアケミを演じた。田中陸松本高士平仁亀田梨紗蒲池貴範が脇を固めている。清水崇入江悠ら著名人から届いたコメントは下記の通り。

「カウンセラー」は、1月21日から岡山・岡山メルパ、1月22日からは愛知・名古屋シネマテークでも上映。そのほか兵庫・神戸映画資料館、石川・シネモンド、大分・別府ブルーバード劇場などでもスクリーンにかけられる。

清水崇(映画監督)コメント

かなり久々に“ヤバいもの”を観てしまった……
脚本、構成、場所、キャスト、間合い、画、音響、全てに不安が張り詰め、
薄気味悪い空気が満ち満ちてくる──
かなり久々に“ヤバいもの”を観てしまっ…あれ?
……気がしただけ?……マズい、憑り込まれる。
酒井善三監督、、、、凄い才能だ! ぎっちり憑り組まれた長編が観たい。

万田邦敏(映画監督)コメント

冒頭2分半、その日最後の患者の診察を終えたカウンセラーが洗面所で手を洗っていると、
その背後にとつぜん「やっぱり、予約とかないとだめですよね」と声がする。
びっくりして顔を上げると、鏡には怯えた様子の女性が写っている。
ここから、一気に映画に引き込まれる。
たった40数分の尺にもかかわらず、物語は二転三転四転し、
虚と実が交錯した果てに、ついに長いベロを出した妖怪が登場する! 
ホラーでもスプラッターでもない、正々堂々のスリラー映画だ。

乙一(小説家)コメント

すさまじい緊張感と不気味さ! 
画面から目が一瞬も離せなかった。
現実と幻想の境目が曖昧になり、自分が何者かもわからなくなっていく
感覚が恐ろしい。カットが切り替わる瞬間、鳥肌が立つような衝撃がある。
怪談話でもあり、ミステリでもあり、純文学でもあり、
あらゆるジャンルを超越した
映画体験としか形容できない42分間だった。

入江悠(映画監督)コメント

次のカットが予測できない。
あたりまえのようにカットバックしたかと思うと、とてつもないカットが不意打ちしてきたりする。
それが、こんなに映画を面白くするなんて。
最高にスリリングで驚嘆しました。

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(c)DrunkenBird 2020

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