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本作は大怪獣の死体処理に奔走する人々を描いた空想特撮エンタテインメント。山田が処理を任された特務隊員の帯刀アラタ、土屋がかつてアラタと同僚だった環境大臣秘書の雨音ユキノを演じたほか、ユキノの夫で真相究明のために暗躍する総理秘書官・雨音正彦に濱田、元特務隊で爆破処理のプロ・ブルースにオダギリ、内閣総理大臣の西大立目完に西田が扮した。
舞台挨拶は「もしも本当に大怪獣の死体が現れたら、どう後始末をするのか?」というトークテーマで始まった。山田は「日本全国から人を集めて、この怪獣で焼肉。みんなでちょっとずつ切って『この部位おいしいね』と話しながら」と回答。唯一フリップまで用意してきた西田は大怪獣の部位を図解し「みんなでおいしくいただきましょう。この(背中の)トゲトゲは軟骨なので、やわらかく煮込んでいただきたい」と述べる。特撮好きである土屋は「特撮ヒーローの“光の巨人”を召喚して……。怪獣をM78星雲に連れて行ってもらう」と、自身も出演経験のあるウルトラシリーズを暗に示しながら回答。オダギリは「本当に片付けなきゃいけないの?」と疑問を呈し、「それは人間の勝手なエゴ。きっと放っておいたら、いつかは森に帰る。人間の尺度で考えちゃダメです」と冗談交じりに話した。
コロナ禍で撮影が中断され、撮影開始から2年を経て2月4日に封切りを迎える本作。西田が「僕はカットをいくつか残したまま、1年経過してしまって」と振り返ると、三木は「西田さんがある部屋を出て、廊下に行くんですけど、そこまで1年掛かってます」と裏話を披露する。山田とオダギリは「かつて通っていたペットショップが一緒」と現場で話題にしていたそうで、西田が「いいなあ。うちら内閣(のキャスト)はじいさんばあさんばっかりでした」とうらやましがる一幕も。若手として西田ら内閣のキャスト陣と共演した濱田は「皆さん濃かった。病気とけがの話が多くて、ちょっとカットの合間が空くと、本当に居眠りしてたり(笑)。パンチのある内閣で、後輩役者として幸せな現場でした」と語った。
最後に山田は「いろいろな苦難を乗り越えて、ようやく完成しました。最高の三木監督ワールド全開な空想特撮エンタテインメント作品ができたと思います」と胸を張り、「誰もが『えー!』と驚くラスト。今日ご覧になる皆さん、映画の結末は心の中に留めておいていただけると。ぜひ楽しんでください」と呼びかけ、舞台挨拶を締めくくった。
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山田涼介が考える大怪獣の“あとしまつ”の方法は?「日本全国から人を集めて焼肉」
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