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本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説を
永野は「ここに来るまでの間に、観に行ってきたよと友人から連絡があって。泣きすぎてマスクがびしょびしょで、替えのマスクを持ってくればよかったと言っていました。友達も泣いてくれるんだなとうれしかったです」と反響を伝える。もともと原作のファンで優子を娘に演じてほしいと熱望していた永野の母も作品を鑑賞したそうで、永野が「母から電話が掛かってきて、3秒間くらい沈黙だったんです。間違い電話かと思っていたら、鼻が詰まっていて本当に泣いていたんだなという声で。『泣きましたー』と喜んでいました(笑)」と述べると、田中も「引くぐらい泣いたとか、何回泣いたよとか言ってくれる人が多いです。泣くポイントがたくさんあるんですよね!」と語った。
本作で初共演を果たした永野と田中。永野は「いつかご一緒できたらいいなと思っていたんですが、初めて現場でお会いして、田中さんは一瞬で好きになる魅力が爆発している人だなと思いました」と言い、「そんな人が自分の父親を演じてくれて本当にうれしかったです。森宮さんは優しくて温かくて、優子だけじゃなく、周りの皆を気付かないうちに包んでくれているような人だなと思っていたので、田中さんはすごくぴったりで、ただ安心して付いて行こうと思いました」と絶賛する。田中は照れながら「芽郁ちゃん自身も、優子ちゃんみたいにずっとキラキラした笑顔を見せていて、現場も明るかったです。一緒にお芝居をしているときも、完成品を観ても優子ちゃんのお父さんを演じさせていただいてよかったなと、どや顔したくなりました(笑)。本当に幸せでした」と伝えた。
永野が「『お芝居の向き合い方が似ているなと思った』と田中さんが言ってくださったことがあって、すごくうれしかったです」と明かすと、田中は「現場でのスタンバイ中から本番が始まるまでの自分の持って行き方だったり、アプローチの仕方や受け取り方が、いい意味で女優さんっぽくなく、切り替えが自然ですごく好きでした」とコメント。そして、今後はどんな役で共演してみたいか?という質問が飛ぶと、永野は「上司と部下をコメディで演じたいです!」と答え、田中は「芽郁ちゃんをいじり倒したいです。台本にないこととか言って、シンプルに困らせたいです(笑)」と返した。
「そして、バトンは渡された」は全国で公開中。
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