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本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説を「ブタがいた教室」「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲が実写化した本作。4回苗字が変わった主人公・優子と血のつながらない父“森宮さん”、自由奔放な魔性の女・梨花と義理の娘みぃたんという2つの家族が、優子の元に届いた手紙をきっかけに交差していくさまが描かれる。永野が優子、
高校生と大学生を100名集めた試写会では、本編が進むにつれて鼻をすする音が響き渡り、涙を流す学生たちが多く見られた。本編終了後には田中からのメッセージが上映される場面も。スケジュールの都合で会場に来ることができなかった田中の「僕の代わりに娘の優子ちゃんに行ってもらおうと思います! それでは早速呼んでみましょう! 優子ちゃんーよろしくー!」という呼び込みを合図に、永野が「はーい!」と姿を現すと、学生たちは思いもよらぬ登場に感激していた。
永野は「実は私も一緒に観てたんです! すすり泣いている声が聞こえたり、久々に皆さんの声を直接聞けた気がして、すごくうれしかったです! 初めて完成した作品を観たときはドキドキして冷静な気持ちで観れなかったんですけど、今日は改めて撮影のことを振り返りながら観ることができました。上映後の皆さんの反応を見るのが初めてで、何か届くものがあったのかなと思うとうれしいです」と挨拶。田中との初共演については「とにかく寝癖がひどい! 芸術レベルなんで、寝癖写真展を開いてほしいです。現場では『どうやって寝られてたんですか……?』という会話を毎朝していました(笑)」と振り返る。さらに「意外とおっちょこちょいでお茶目。あれだけかっこよくて、何でもできて、世の女性は『田中圭大好き!』という感じだと思うんですけど『俺が俺が』って感じはしないし、ふざけてよくわからない嘘もつく(笑)。人を和ませる力がすごくある方」と印象を続けた。
イベントでは学生からの質問コーナーも。優子の卒業式のシーンで涙したという学生から印象に残っている場面を聞かれると、永野は「卒業式のシーンはピアノとお芝居を両立しないといけなかったので苦戦したんですけど、だからこそ印象に残っています」と述懐。会場にはピアノに打ち込む女子高生もおり「プロのピアニストになるために、音大受験を目指してがんばっています。物語も私と重なる部分があって、胸に刺さりました」という感想も。永野は「すごい! 私は3カ月の練習でここまでしか上達できなかったんですけど、練習してみて、改めてピアノの大変さを知りました。プロのピアニストを目指すために練習もたくさんしていて、本当にすごいと思います。がんばってください!」とエールを送った。
「そして、バトンは渡された」は10月29日より全国ロードショー。
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永野芽郁「そして、バトンは渡された」イベントで田中圭の“寝癖写真展”開催希望
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