心を引き裂かれる映画体験、ソダーバーグ絶賛の「クリーン、シェーブン」予告編

25年ぶりにリバイバル公開されるアメリカ映画「クリーン、シェーブン」の予告編がYouTubeで解禁された。

本作は自分の頭に受信機、指には送信機が埋め込まれていると信じる統合失調症の男ピーターを主人公にしたスリラー。施設を出た彼は里子に出された娘を探すため故郷に戻るが、図らずも幼児殺人容疑で刑事に追われ、その世界は混迷を極めていく。「パルプ・フィクション」のピーター・グリーンがピーターを演じた。

予告には娘に会いたいと願うピーターの混乱と不安が切り取られていく。ハンドルを握る指先や引き裂かれた娘の写真、ハサミで頭頂部の何かを切ろうとする姿も。スティーヴン・ソダーバーグは「思わず心を引き裂かれる。忘れられない映画体験だ」と絶賛。ダーレン・アロノフスキーは「圧倒的な表現と誠実さに、完全に打ちのめされた」と述べ、ジョン・ウォーターズも「あなたの精神に永遠に深い傷跡を残すだろう」とコメントを残している。

のちにドラマ「THE KILLING／キリング」などを手がけるロッジ・ケリガンの長編監督デビュー作「クリーン、シェーブン」は、8月27日より東京・シネマート新宿ほか全国で順次ロードショー。