NHK連続テレビ小説105作目「カムカムエヴリバディ」でヒロインの1人を演じる
本作は昭和、平成、令和の時代をラジオ英語講座とともに歩んだ3世代の女性たちの姿を描くハートフルコメディ。上白石が岡山生まれの橘安子を演じるほか、安子の娘るい役を深津絵里、るいの娘ひなた役を川栄李奈が務める。連続テレビ小説「ちりとてちん」の藤本有紀がラジオ英語講座とあんこ、野球、ジャズ、時代劇を題材にオリジナルストーリーを書き下ろした。
3月26日に京都の撮影所でクランクインした上白石は「本当に参加したくてたまらなかった作品。ようやくクランクインすることができて、今は毎日現場に行くのがうれしくて仕方ない日々を過ごしております」と満面の笑みで挨拶。この日は撮影現場から取材に応じ「セットや衣装の美術もすべて素晴らしくて、現場にいるだけで物語にすっと入れる環境。プレッシャーもありますが、安子らしく自由に生きることができたらと思ってます」と意気込みを語った。
日本でラジオ放送が始まった1925年3月22日、岡山市内の商店街にある和菓子屋「たちばな」で生まれる安子。彼女はあんことおしゃれが大好きな看板娘として育ち、ラジオ講座をきっかけに英語を学び始める。安子を14歳から演じる上白石は「愛情たっぷりに育てられた、すごくすごく幸せな女の子。とにかくピュア」と人柄を紹介。劇中では岡山弁も披露しており「岡山の土地が持つような、やわらかさや大きさが全部詰まった言葉。岡山弁を話しているだけで安子に近付ける気がしてます」と続ける。
常に和菓子が置かれているという「カムカムエヴリバディ」岡山編の撮影現場。「私も運がよければおこぼれをいただいてます。それをご褒美にしながらがんばっています」と笑みをこぼす。「ケーキより和菓子が好き」で、安子と同じくあんこも大好きという上白石。一番好きな和菓子を聞かれると「和菓子指導の先生から『これがたちばなの味です』とおはぎをいただいたんです。本当においしかったので、今のところ一番好きなのはおはぎです。たちばなの名物でもあります」と明かした。
2020年4月号からNHKテキストのラジオ英会話で「翻訳書簡『赤毛のアン』をめぐる旅」という連載を担当している上白石。「ラジオ英語講座が題材の作品に出られることにすごくご縁を感じています。安子はまだ英語を学び始めたばかり。私も学習したての頃の初心を思い出しながら演じています」と述べながら、「どの時代も学びたい、外とつながりたいと思う気持ちはずっとあるものなんだと感じました。この時代ならではの学び方を私も楽しんでいきたい。皆さんが英語を学習したいと思うきっかけになったら素敵だと思います」と期待を込めて語った。
「カムカムエヴリバディ」は2021年度後期にオンエア。演出は安達もじり、橋爪紳一朗、深川貴志、松岡一史が担当する。
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