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1998年長野オリンピックで、日本が金メダルを獲得したスキージャンプ団体戦を題材にした本作。栄光を支えた25人のテストジャンパーたちの知られざるエピソードが実話にもとづいて描かれる。本来は2020年6月に公開予定だったが、コロナ禍の影響で約1年の延期に。テストジャンパーとして参加した元日本代表・西方仁也を演じた田中は、ようやく披露できた喜びを噛みしめながら「本当は何事もなく去年公開できればよかったですが、個人的には楽しみが1年延びたというか。ワクワクした気持ちで、楽しい1年をプレゼントしてもらえました」と前向きに語った。
聴覚障害を持つテストジャンパー・高橋竜二役の山田も、観客の大きな拍手を受けて「やっとスタートバーに腰を付けられた」と感慨をあらわに。しかし田中が「飛んどく? 俺スタートバーやるよ?」とジェスチャーを交えて茶々を入れると、「大丈夫です……真面目にしゃべろうとしていたので」と思わず後ずさり。また本日は高橋本人も来場していたということで、「先ほど『ありがとう』と言ってもらえて、この感動をご本人にも伝えられたのかなと。本当にうれしかったです」と高ぶる気持ちを口にした。
西方の妻・幸枝を演じた土屋は、ほとんどが家族とのシーンだったため「テストジャンパーの方々のシーンを試写で観て、ものすごく感動しました」と伝える。“座長・田中圭”はどうだったか司会者がコメントを求めると、土屋が話し始める前に田中がわざとらしく謙遜して、山田から「まだ何も言ってない!」とツッコまれる場面も。土屋は「圭さんは安心感というか……心と心をつなげてくれる人。お芝居の刺激も与えてくれますし、子役と遊ぶのも慣れていらっしゃったり、みんなをごはんに連れて行ってくれたり」と矢継ぎ早に称賛し、再び田中を謙遜させた。
また印象的なシーンの話では、田中が古田新太とのシーンを挙げて「トンネルの中でじーっと見つめ合うところ。無言の間があるんですけど、あの人、僕の役名を忘れているだけですから(笑)。あれがベテラン俳優の匠の技なんです」と暴露。これには飯塚も笑いながら「ギリギリOKでした」と答えた。さらに眞栄田は「今でも鮮明に覚えているのは、高橋さんが飛ぶ前に西方さんを見て笑っていたところ」、小坂は「自分の(役の)言動で流れを変えるシーンは、普段の自分だったら思い切ったことを口に出せないので、役だからこそ言えたセリフでした」とそれぞれ振り返った。
イベント終盤には、ゲストとして本作のモデルとなった西方本人と長野五輪金メダリストの原田雅彦が登場。田中は原田から金メダルを首に掛けてもらい、「重いっすね……」と大切そうにメダルを手にする。そして原田が金メダルを獲得した際に口にした「俺じゃないよ。みんななんだ、みんな」という言葉を用いて、「自分も負けてられないな、明日からまたがんばるぞと、いい後味をくれる映画です。『みんななんだ』というメッセージが全国に広まってほしい」とメッセージを伝えた。
「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」は5月7日に全国ロードショー。
mifo⚐⚑⚐ @ameliexx34
@h_UexeU ねえ、また夫婦役の映画公開されるらしいよ(やっと見つけたよ、このツイート)
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