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韓国ドラマ「シグナル」をもとに、2018年4月からカンテレ・フジテレビ系で放送された連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」。坂口演じる刑事・三枝健人が謎の無線機で過去と交信しながら、未解決事件の捜査に奔走するさまが描かれた。劇場版では、日本がバイオテロの脅威にさらされることとなる。
坂口は「1つの役を長期間演じることは、これまでなかなかないことでしたし、これからもあまりないと思う。ドラマ初主演作が映画化したということで、ありがたい経験になりました」としみじみ挨拶。続く奈緒が「初めて少しアクションシーンを坂口さんとさせていただきました。ジャーナリスト役も初めてでしたし、初めてがたくさんの現場でしたね」と振り返ると、坂口も「アクション、楽しかったですね。どうやったらうまく見えるんだろう、こういう動きのほうがカメラの位置的にはいいよね?と、現場で構築していきました」と回想した。
伊原は「坂口くんがこんなにアクションができるとは」と完成作を観た感想を述べ、「普段はほわっとした感じなのに、キレッキレで。すごいギャップ萌えです」と驚いた様子。また「吉瀬さんもアクションやられてましたね」と水を向けると、吉瀬は「台本のト書きは1行だったんですけどね(笑)。クランクインの日からアクションシーンを撮りました」と話す。
ドラマ版には関わっていない橋本は「テレビで作品を観たときに『現場はギスギスしてるんじゃないか』と思って、撮影初日の朝一番は吐きそうになりました(笑)。でも現場の雰囲気を見てすごく安心しました。いい感じで意見も投げ合えましたし」と当時の胸の内を吐露。吉瀬も「奈緒ちゃんも初日に大変なシーンがあったけど、健ちゃん(坂口)がうまくチームに入れるような空気を出してくれた」と現場の雰囲気のよさに言及した。
すると、じっと話を聞いていた北村が「僕は現場で1人か、レギュラー陣とは違うキャストの方々と一緒になってましたので、楽しそうな話は何もわからないです……」と恨み節を発する場面も。坂口は「でもすれちがうのが1日あったぐらいなのに、この仲のよさはすごいですよね!」と笑いながらフォローし「連続ドラマ版でクランクアップしたとき、北村さんが『三枝と(北村演じる)大山はほぼ無線のシーンでしかやり取りがないのに、密な芝居をした感じがするよね』とおっしゃってくれたんです。確かに、現場で会わないのにがっつりお芝居をした感覚があるのはすごく不思議だなと思わされました」と絆の深さを垣間見せた。
また本作について橋本が「坂口健太郎、アクションスターになるという映画なんです。撮影前から『坂口健太郎を痛め付ける』と公言した作品です」と述べると、対する坂口は「『今回ボロボロになってもらうから』と言ってましたね」と苦笑い。“今だから言いたいこと”を尋ねられ「ワイヤーアクションのシーンでは、いつまで撮るんだろうと思ったときはありました(笑)。ワイヤー用のハーネスが痛くて肩が上がらなくなって……」と正直に述べつつ、「でも映像を観たらかっこよく映っていて、粘ったからいい画が撮れたんだなと」と笑顔で振り返った。
「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」は全国ロードショー。
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chika kurita @hymk1020
「シグナル」で坂口健太郎がアクションスターに、北村一輝は孤独な撮影に恨み節(写真21枚) https://t.co/9JSArb9bwt