松本まりかがWOWOW「向こうの果て」で連ドラ初主演、監督は内田英治

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松本まりかが「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」で連続ドラマ初主演を務めることが明らかに。「ミッドナイトスワン」の内田英治が監督を務める。

「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」

「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」

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本作の舞台は、昭和60年の東京。痴情のもつれからアパートの一室で放火殺人が発生し、死亡した小説家・君塚公平の幼ななじみである池松律子が逮捕される。事件を担当する検事・津田口の取り調べにも、どこか浮遊しているような態度でかわしていく律子。事件の真相を追いかける津田口は、律子の数奇な人生と彼女を取り巻く男たちの姿が明らかになるにつれ、徐々に律子という人物そのものに傾倒していく。

過去に関わった男たちにそれぞれ違う印象を抱かせる律子を演じた松本。本作について「人間の本質に目を向けるようなハードな内容に驚きましたし、ポップな作品が多い今の時代に、ここまで真逆なものを作れることがすごいなと感じました。生半可な気持ちじゃできないなと思います。こういう作品をやってみたかったですし、ずっと求めていたような作品です」とコメントしている。

内田は松本について「彼女がまだ10代の頃、私の作品『ガチャポン』に出演していただいた。くしくも、彼女にとって初めての映画出演、僕は初めての監督作品だった。そして今作。松本まりか、初めての連続ドラマ主演作品だ。この巡り合わせを、単なる偶然とは思えない」とつづり、本作に「きっと素晴らしい作品になるだろう」と思いを込めた。

なお本作は、ドラマ・舞台・小説で展開していくオリジナルシナリオの連動プロジェクト。ドラマと舞台版の脚本と小説版の執筆は劇団ゴツプロ!の竹田新が担当し、舞台版はゴツプロ!の第6回公演として4月23日より東京・本多劇場で上演。小泉今日子が律子を演じ、auスマートパスプレミアムの特設サイトにて全公演のマルチアングル生配信が行われる。小説は4月に発売予定だ。

全8話の「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」は5月14日にスタート。WOWOWプライムで毎週金曜23時よりオンエアされ、TELASAでは各話終了後に配信される。

WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て

WOWOWプライム 5月14日(金)スタート 毎週金曜23:00~
※第1話無料放送
※WOWOWオンデマンドでも配信
※全8話、各話放送終了後にTELASAで配信

松本まりか コメント

オファーを受けた際の感想

かなり骨太な作品だなと、その中でどっぷり生きられる役が来たなと思いました。台本を読んでみると、体が疼き、自分の細胞が目を覚ましていくような感覚でした。人間の本質に目を向けるようなハードな内容に驚きましたし、ポップな作品が多い今の時代に、ここまで真逆なものを作れることがすごいなと感じました。生半可な気持ちじゃできないなと思います。
こういう作品をやってみたかったですし、ずっと求めていたような作品です。

連続ドラマ初主演について

もちろん、連続ドラマ初主演というのは、普通に考えたら嬉しくて喜ぶべきことですよね。ただ、今は主演ということ以上に、作品の大きさを感じています。この「向こうの果て」という作品の主人公・池松律子を演じられることが私にとってすごく意味を持つだろうなと思っています。

自身が演じる池松律子についての印象

彼女のことを理解するのは前途多難だなと思っています。接する相手によって見せる顔が全然違うんですが、多重人格ではないし、意識的に演じ分けているわけでもない。彼女の奥にある核心に触れないと、チープな表現になってしまうなと思っています。台本を読めば読むほど深みにはまっていく感覚です。それでも、彼女を演じたいという気持ちがメラメラと沸いてくるんです。
タイトルは「向こうの果て」ですが、律子が見ている景色は絶望でしかないんです。だからこそ、その先を見ていないと生きられない、ものすごく死を近くに感じている女性だと思います。今回、「死んでるように生きてる」というセリフがあるのですが、私自身、数年前まで死んでいたように生きていた時期があって。今は、ありがたい環境に身を置けているなと思いますが、当時はお仕事もなくて自分は生産性や存在価値がないと思い込んでしまったことがものすごくきつかったんです。生きる楽しさみたいなものを見失っていたんですよね。そのせいか、生に対しての執着や、求めるものの理想はすごくあるんです。そういう意味では、彼女のことがわかる気がしています。

三味線の稽古について

難しくてまだまだですが、三味線の稽古はすごく楽しいです。三味線を演奏する方って、みんな身体を壊して辞めてしまうらしくて。自分の身体を滅ぼしながら、命懸けで表現しているのがすごいなと思いました。極めれば極めるほど、身体に負担がかかってしまうそうなんです。三味線を弾くと、すごく集中できるんですよね。楽しくて夢中で時が経つのを忘れるくらいずっと弾いていたいです。

舞台版で同じ律子役を小泉今日子が演じることについて

小泉さんと同じ役を演じられるというのは、恐れ多いですし、身の引き締まる思いです。この作品が決まったときに、嬉しいメールをいただいたのですが、今日までそのメールが本当に作品に向き合う力になりました。こんなに人に感動や力を与えてくださる方なんだと改めて感じています。もちろん、舞台も観に行きます。生の舞台で小泉さんが演じる律子がすごく楽しみですし、早く観たいです。

視聴者へのメッセージ

令和の時代に、こんなにも人間の本質をえぐりだす作品はなかなか観られないと思います。今では希薄になってしまった人と人との結びつきや、人間ドラマは、本当の意味で琴線に触れる作品になると思います。私自身、まだ演じる律子がどんな女かわかり得ない部分ばかりで挑戦でもありますが、彼女は接する相手それぞれからは全然違う顔を持つ女に見えています。どんな女に見えるのか、本当の律子はどんな女なのか。ラストも衝撃的なので、ぜひ最後までご覧ください。

内田英治 コメント

松本まりかについて

彼女がまだ10代の頃、私の作品「ガチャポン」に出演していただいた。くしくも、彼女にとって初めての映画出演、僕は初めての監督作品だった。そして今作。松本まりか、初めての連続ドラマ主演作品だ。この巡り合わせを、単なる偶然とは思えない。
きっと素晴らしい作品になるだろう。

本作への意気込み

私は《昭和》という時代に人一倍の憧れをもっている。劇団ゴツプロ!を初めて観劇したとき、そんな少年時代を強烈に思い出した。昭和の感情が詰まったゴツプロ!の作品がドラマになると聞き、それはそれは喜んだ。
このドラマには昭和という時代が育んだ、果てしないパワーと悲しみが詰まっている。

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