2018年のタリン・ブラックナイツ映画祭コンペティション作品に選ばれた「
本作は、子供のいない夫婦に卵子を提供するエッグドナー(卵子提供者)に志願した2人の女性を描く物語。独身主義者の純子と女性を愛する葵の関係を通して、社会から求められる女性像と実像のズレに悩みながらも、母になりたいと願う女性の姿が切り取られていく。純子と葵はどちらがドナーに選ばれるかと期待や不安を感じながら日々を過ごすが、やがて「遺伝子上の母になりたい」という同じ目的を抱き“選ばれる”ために新たな生活を始めようとする。
これが初の長編作品となる監督の
「Eggs 選ばれたい私たち」は東京・テアトル新宿ほかで全国順次公開。
※「Eggs 選ばれたい私たち」は、新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受けて公開延期となりました。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
川崎僚 コメント
日本は経済的に恵まれているのに、精神的には豊かな国ではありません。特に女性は昔から「結婚して、子どもを産むのが一番の幸せだ」とされており、女性が働くのが当たり前になった今でも「産まない女性」の生き方は強く非難されています。卵子の減少を原因に「30歳」が女性の賞味期限だと言われることも多く、タイムリミットすれすれの20代後半の女性たちは、自分の生き方に自信が持てずにいます。「産めるのに、産まない」という選択肢をしている私の生き方は間違ってるのか…。そう悩むなか、エッグドナーという題材に巡り会い、この作品が完成しました。私や周りの友達の、ありのままの本音を全て曝け出した作品です。
映画ナタリー @eiga_natalie
産まなくても母になりたい、2人の女性描く「Eggs 選ばれたい私たち」公開(コメントあり)
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