第33回東京国際映画祭の特別招待作品「
寺門の体験談を盛り込みながら、人気焼肉店「根岸苑」の息子・良人が母の味を求めて食の旅に出るさまを描いた本作。NAOTOがうだつの上がらないライターの良人、土屋が新人編集者の静香を演じた。
本作で監督デビューを果たした寺門は挨拶の際、持参したトングをマイクと間違えるボケで笑いを誘う。それを見たNAOTOは「トングのくだり、ジモンさんが(裏で)ずっと練習していたので僕まで緊張しちゃいました」と笑い、「ジモンさんには公私ともにお世話になっているので、役作りより食の勉強をしました(笑)。何より普段から食べることが好きなので、すごく幸せな撮影でした」とコメント。この舞台挨拶は英語通訳付きだったことから、土屋は「愛する作品を国境を超えてお届けできることへの感謝を噛み締めて、大切な今を皆様と一緒に味わえたら」と挨拶した。
肉が“主演”とうたっている本作。“共演者”である肉との相性を聞かれたNAOTOは「お肉との相性は……いいんじゃないですか? たぶんいいと思います(笑)」とはにかむ。演出に関してNAOTOが「肉の焼き方指導のほうが厳しくやられた」と証言すると、寺門は「世界よ、見ろ! これが日本の黒毛和牛だ!って肉を用意したんです。それをいい加減に焼いちゃいけないってんで、かなり真剣に見ました」と熱く語る。そして土屋は、NAOTOと共演した感想を「NAOTOさんは良人と全然違う雰囲気なんですが、生き方は似ている。“狩人のような目”をされているんですよね。目標に向かって研究を重ねてきた方なので、良人の覚醒後にパワーを与えていると思います」と独特な表現で本人を驚かせた。
さらに土屋は、現場での寺門について「この情熱でお肉が焼けてしまうんじゃないかっていうくらいの気持ちを持っていて、これは監督のこだわりというより、使命感なんじゃないかと思いました」と話す。トングの持ち方について細かい演出を受けたというNAOTOは「このトングが、侍の持つ日本刀だったら? 侍がスッと刀を構えるときのようにトングを持ってみたらどうか?とアドバイスをいただいて、しっくりきたんです」と回想。ステージ上の寺門がキメ顔でトングを持つと、NAOTOは「ジモンさん、これが“肉の武士道”ですよね!」とはやし立てた。
「フード・ラック!食運」は11月20日に全国公開。
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「フード・ラック!」NAOTO、寺門ジモンから“肉の武士道”学ぶ(写真23枚)
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