TBS日曜劇場の新作ドラマ「危険なビーナス」の製作発表会見が本日10月10日に東京・京王プラザホテルで行われ、キャストの
本作は東野圭吾の同名小説をもとにしたラブサスペンス。獣医・手島伯朗(てしまはくろう)が弟の失踪事件をきっかけに、巨額の遺産を巡る謎に挑む。妻夫木が伯朗を演じたほか、「弟の妻」を名乗る謎の美女・矢神楓に吉高由里子、名家「矢神家」の養子で若手実業家の矢神勇磨にフジオカ、伯朗が副院長を務める池田動物病院の看護師・蔭山元美に中村が扮している。「グランメゾン東京」の黒岩勉が脚本を手がけ、佐藤祐市と河野圭太が演出に名を連ねた。
TBSの連続ドラマに主演するのは「オレンジデイズ」以来16年ぶりとなる妻夫木は「“ドラマのTBS”と言われるほど素晴らしい作品ばかり。こうやってTBSのドラマに帰ってこれたのがうれしい。16年前の自分に恥じないような芝居をしたい」と意気込みを語る。
続いて、伯朗のキャラクターを「曲がったことが本当に嫌いで自分に嘘がつけない正直な男。弱点は美女に弱いこと。そして困ったことに少々妄想癖がある(笑)」と説明。1話の冒頭から妄想を炸裂させているようで「本当に始まってすぐ大胆な妄想があるので楽しみにしていてください」とコメントする。以降もたびたび妄想シーンがあることから、妻夫木は「吉高さん、中村さんのお二方にお付き合いいただいてます(笑)。最初はお二人に包み込まれるような妄想だったんですが、最近は体育会系のノリになってきました」と述懐し、中村も「危険な妄想をお楽しみに。伯朗さんは全力で面白いことをやってくるので、私自身笑わないようにこらえてます」と期待を煽った。
また妻夫木は初共演を果たした吉高の印象を「ただ現場にいるだけじゃなくて、いろんなところを見てる。基本的にはお茶目な方なんですがすごくクレバーな部分もある。楓よりは自由奔放ですが(笑)」と話す。一方の吉高は「笑った顔が印象的だったので、すごくハッピーな方だと思っていたら物事を10までストイックに考えるタイプ。常に頭を働かせている落ち着いた大人のいいお兄さんという感じです」と共演の感想を語った。なお1話には楓が伯朗にビンタをするシーンがあるが、吉高は利き手でなかったため加減ができず、妻夫木は強烈な一発を喰らったという。
勇磨は昔から伯朗を見下してきた“悪役”とも言えるキャラクターで、フジオカは「悪いやつですよ。『負け犬』ってセリフがあったり(笑)。演じていて心配になりますけど、(悪役は)めっちゃ楽しいです」と語る。さらに、撮影が始まってから自身の誕生日を祝ってもらう機会があったフジオカは「お返しとして僕のBOOKIE(自身のオフィシャルグッズであるノート)をブッキーにプレゼントしました」と、同い歳の妻夫木とのほほえましいやり取りを明かした。
最後に妻夫木が「東野圭吾さんの原作が黒岩さんの脚色によってさらに魅力を増している。1話ごとに謎が謎を呼ぶラブサスペンスです。登場人物も曲者しかいない。それぞれに謎が絶対1つはある。謎解きをぜひ楽しんでください」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
「危険なビーナス」は明日10月11日にスタート。毎週日曜21時からオンエアされる。
日曜劇場「危険なビーナス」
TBS系 2020年10月11日(日)スタート 毎週日曜 21:00~21:54
※初回25分拡大
※記事初出時、内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。
みち @min_16161616
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