シネファイ新作で白濱亜嵐がナチュラルな恋愛物語に挑戦、片寄涼太は英語ゼリフ勉強中

「CINEMA FIGHTERS project」第4弾の製作発表が、本日9月27日に東京・明治神宮会館で開催された。

「CINEMA FIGHTERS project」は、EXILE HIRO、別所哲也、作詞家・小竹正人の3人が打ち出したオムニバスプロジェクト。小竹の詞の世界観をショートフィルム化する企画で、2017年から過去3度にわたって製作されてきた。第4弾ではSABU、新城毅彦、山下敦弘、森義隆、真利子哲也、久保茂昭が監督を務め、GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー7名全員が参加を果たす。

この製作発表は、GENERATIONSが登壇したショートショート フィルムフェスティバル＆アジア（SSFF & ASIA）2020のアワードセレモニー内で開催。トークには各監督もリモートで参加した。エグゼクティブプロデューサーのHIROは「今回初めてGENERATIONSがチームとしてコラボレーションする。素晴らしい監督に1人ひとりの個性を引き出していただいたと思う。これから撮影する作品もあるので、完成を楽しみにしています」とコメントした。

佐野玲於の主演作を監督したSABUは「小竹さんの世界観をうまく表現できるか心配だったのですが、面白く参加させていただきました」と振り返る。佐野は「パンクな生き方や若者の姿を描いた作品です。SABU監督の第一印象が“パンクな方”だったので、ニュアンスをつかむのにそんなに時間はかかりませんでした。監督と理解し合いながら作品に携わることができたと思う」と制作を回想した。

関口メンディーの主演作で監督を務めた新城は、作品を「素敵なラブストーリー」と紹介。新城が過去に白濱亜嵐や片寄涼太の出演作を監督していることから、関口は「僕は2人と違う存在なので、できるかなという不安があったんですけど、すごく“生”感のある大人なラブストーリーになったと思います。やったことのない役柄だったのでとても勉強になりました」と明かす。また本作で主題歌を担当する数原は、台本を読んでから録音に臨んだそうで「完成作品を観て、自分の思いとリンクする部分があったりして。改めてこのプロジェクトに参加できてうれしかった」と喜びを語った。

白濱の主演作を監督した山下は「素敵な機会をいただいたので、普段やらないような、素直なラブストーリーをやらせていただきました。自分でも楽しみながら撮りました」と作品に言及。それを受け白濱は、「貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-」「コンフィデンスマンJP プリンセス編」といった近作に触れ「ここ最近貴族や大富豪といった劇画チックなキャラを演じることが多かったのですが、今回はとにかくナチュラルに、ということを意識しました。改めてお芝居の基礎の部分から見つめ直すことができました」と山下に感謝を述べた。

中務裕太の主演作で監督を務めた森。2019年の「HiGH&LOW THE WORST」で役者デビューしたばかりの中務について「すごくフレッシュに演じてくれました」と評価する。そして中務は「監督が僕のキャラクターを理解してくださって、素に近い役を準備してくださった。リラックスして役に取り組ませていただきました」と現場の感想を伝えた。

片寄とタッグを組む真利子は、撮影を控え「去年片寄くんとお会いして、お忙しい中何時間もしゃべって、彼の新しい面を出せるような脚本を作れないかと思ってきました」とこだわりを述べる。主題歌も担当する片寄は「まだ言えない部分も多い」とネタバレを避けながらも「半分くらい英語のセリフに挑戦させてもらいます。今も役作りのために勉強しています」と準備について語った。

中務と同じく「HiGH&LOW THE WORST」で銀幕デビューを果たした小森隼は、同作監督の久保と再びタッグを組む。久保はGENERATIONSのMVを数多く手がけていることから「隼はデビュー時から知っているので、今まで見たことのない隼を描いていけたら」と意気込む。そして小森は「10代の頃から知っていただいているので、監督の思い描く“僕のまだ見たことのない部分”はどんなものになるんだろうと、今からワクワクしています」と期待を明かした。

この6本は「昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-」として2021年に全国公開予定。最後にHIROは「今までにはないようなイベントやプロモーションなどを行って、面白いエンタテインメントとして皆さんにお届けしたいと思っています」と述べた。