実写映画「
大童澄瞳の同名マンガを実写化した本作は、アニメーション制作に情熱を傾ける女子高生3人組を中心にした青春学園ドラマ。ドラマ版に引き続き齋藤が大のアニメ好きで空想ばかりしている浅草みどり、山下がアニメーター志望のカリスマモデル・水崎ツバメ、梅澤が金儲けの嗅覚と持ち前のビジネスセンスでプロデューサーを担う金森さやかを演じた。また音響部の百目鬼(どうめき)に桜田、ロボット研究部の小野に板垣、同じくロボット研究部の小林に赤楚が扮している。
この日のイベントは全国157劇場、1万人を超える観客に向けて中継された。現場での苦労について齋藤が「監督と打ち解けるまでが大変でした」と打ち明けると、英は「俺が偏屈みたいに聞こえる」と笑って反応。互いに人見知りだったため、関係を築くのには時間がかかったという。齋藤は「私が浅草でいるときは楽しくお話してくださる。でも私が齋藤飛鳥に戻った瞬間に監督は『もう浅草じゃないからしゃべれない』みたいに、遠くのほうに行ってしまいました(笑)」と監督と演者ならではの関係性を明かした。
続いて齋藤との関係を聞かれた山下は「正直、あんまり仲良くなかった……と言うと語弊がある?」と素直に回答。「私と梅澤は(
赤楚は撮影現場で齋藤、山下、梅澤のセリフ覚えのよさに感嘆したことを述懐。現場で衝撃を受けた日の夜に、乃木坂46として3人が歌番組に出演している姿を見たと言い「いつセリフを覚えてるんだ!と驚きました」と振り返る。監督から「ロボ研は芝居で戦ってほしい」と言われていたが、3人のセリフ覚えと芝居が完璧すぎたため、板垣も「完全敗北でした」と苦笑い。梅澤は「お風呂の中で唱えてましたね」とセリフの覚え方を明らかにした。また桜田は共演者の立場から乃木坂46の3人について「本当に素晴らしい関係。この3人がいるから映像研は成り立つし、私もここにいられる。演技をしている3人を、ずっと感動しながら見てました」と語った。
最後に、英が「もう1回作りたいな……とも思ってるんですけどね」と映画のヒット次第では続編の可能性があることを示唆すると、齋藤は「撮影環境が劣悪すぎたので、温かくてゆるやかな時間が流れるようなロケ地であれば……」と冗談交じりに懇願。そして「撮影のときから『私の人生の分岐点になるかも』と思っていた作品でした。それに確信を持てたのは、公開延期の分たくさんキャンペーンをして、その期間も楽しく一生懸命できたから。私にとってはまるっと大切な時間。本当は浅草を演じている自分を見るのは照れくさい。自分だけで独り占めしたい気持ちもあるんですけど、多くの方にも観てほしい。続編の可能性が出てくるぐらいの反響が生まれるような、いろんな方に愛していただける作品になったらいいなと思っております」と語り、イベントを締めくくった。
「映像研には手を出すな!」は明日9月25日より全国ロードショー。明日は乃木坂46の公式LINE LIVE、TOHO Visual EntertainmentのYouTubeチャンネルで公開を記念した配信イベントが行われる。
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