「大仏廻国」はウルトラマンの原点と古谷敏が語る、マッハ文朱も来場して変身ポーズ

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大仏廻国 The Great Buddha Arrival」のトークイベントが本日9月10日、東京・池袋HUMAXシネマズで行われ、キャストの古谷敏、監督の横川寛人らが登壇した。

「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」トークイベントの様子。

「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」トークイベントの様子。

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「『大仏廻国 The Great Buddha Arrival』2020年版」

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円谷英二の師・枝正義郎が1934年に発表した「大仏廻国・中京編」のリメイク版である本作。もとになった「大仏廻国・中京編」は大仏が愛知・名古屋やその近郊を歩き回るという内容で“特撮の原点”とも称される作品だが、オリジナルフィルムは戦中戦後の混乱で失われた。

古谷敏

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ウルトラマンの初代スーツアクターで、「ウルトラセブン」アマギ隊員役でも知られる古谷は「非常に疲れる映画ですね(笑)。東宝の先輩も出ているので余計に疲れました」と率直な感想を述べる。さまざまな解釈ができる本作において、横川は「なぜ大仏が歩くのか」をテーマの前提としたという。またオリジナル版と同様、生と死を感じさせるメッセージも含ませていると話す。

横川寛人

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横川は「オリジナル版の監督がいなければ、円谷英二監督も(この業界に)いなかった。だから『ゴジラ』もなかったし、宝田明さんだって違う方向で活躍されたかもしれません」と説明。そのような理由から、宝田や古谷ら特撮と深い関わりのある俳優を多く起用したと明かし、「何より枝正監督のことを知ってもらいたいがために作ったと言っても過言ではない」と言い切る。古谷も「“ウルトラマンの原点”ということですね」と感心したようにうなずいた。

大仏とスペシウム光線のポーズを披露する古谷敏(左)。

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なお古谷は、枝正の孫という役どころで本作に出演。「けっこうセリフがあったはずだけどだいぶカットされたね。この歳で覚えるの大変なんだよ!」とぼやきつつ、ファンからのアンケートによる「またウルトラマンを演じたい?」という質問には「もちろん、僕のライフワークなので。腰が曲がるまでスーツを着てスペシウム光線をやりたい。それができなくなったら引退する覚悟です」と愛情たっぷりに口にした。

トークイベントの様子。

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本日は特別ゲストとして、横川の次回作「ネズラ1964」に出演するマッハ文朱も来場した。元プロレスラーであり、「宇宙怪獣ガメラ」の異星人・キララ役でおなじみのマッハ。ケムール人など宇宙人にも扮した古谷とともに「宇宙人を演じるとき何を意識しましたか?」という質問を受け、まずは古谷が「あまり考えずにやりました。宇宙人を見たことないからわからないので。スーツの中に入る場合、『チャックを閉めたら古谷くんの動きが宇宙人ってことでいいんだよ。やりたいようにやればいいよ』と監督や脚本家が言ってくれたので楽でした」と振り返る。

キララの変身ポーズを披露するマッハ文朱。

キララの変身ポーズを披露するマッハ文朱。[拡大]

一方でマッハは「全身タイツでラインがくっきり見える衣装だから、とにかくお腹がポッコリ出ないような体型作り(を心がけました)。宇宙人になるにはシェイプアップしておかねば!」と明るく述べた。また「変身ポーズは自分で考えたんですけど、変身してからは無敵。『私は宇宙人! 空を飛べるのよ!』という気持ちでやりました」とほほえみ、最後は大仏姿のスーツアクターにキララの変身ポーズを伝授した。

なお「ネズラ1964」は現在制作中。1964年に公開される予定だった幻の特撮怪獣映画「大群獣ネズラ」の舞台裏をモチーフに、スタッフの苦悩や挫折、「大怪獣ガメラ」製作へとつながる物語が描かれる。

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