前科持ちの少年が司祭になりすます、ポーランド映画「聖なる犯罪者」公開決定

ポーランド映画「聖なる犯罪者」が、2021年1月15日に公開される。

本作の主人公は、少年院に服役中で、前科者は聖職に就けないことを知りながら神父を夢見るダニエル。仮釈放となったダニエルはふと立ち寄った田舎の教会で、新任の司祭と勘違いされ代わりを命じられる。数年前に村で起こった凄惨な事故について知ったダニエルが村人たちの心の傷を癒そうとする中、少年院にいた男が現れ、「すべてを暴く」とダニエルを脅し始める。

2019年にヴェネツィア国際映画祭のヴェニスデイズ部門で上映された本作は、ポーランドのアカデミー賞とされるイーグル賞にて作品賞を含む11部門で受賞。さらに第92回アカデミー賞では、「パラサイト 半地下の家族」や「ペイン・アンド・グローリー」に並び国際長編映画賞の候補となった。

監督を務めたのは、「リベリオン ワルシャワ大攻防戦」やNetflix作品「ヘイター」のヤン・コマサ。主演のバルトシュ・ビィエレニアは、第55回シカゴ国際映画祭、第30回ストックホルム映画祭で主演男優賞を受賞し、第70回ベルリン国際映画祭では若手俳優に与えられるヨーロピアン・シューティングスター賞にも選ばれた。

「聖なる犯罪者」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。

※「聖なる犯罪者」はR18+指定作品