本作は、柚月裕子のミステリー小説「佐方貞人」シリーズを原作とするドラマ第5弾。上川が硬骨の検事・佐方貞人に扮する。劇中ではある目撃証言がきっかけで1人の女性が逮捕されるも、“小さな矛盾”を感じた佐方が補充捜査を開始。事態は思わぬ方向へ進んでいく。
瀧本が演じたのは、佐方とコンビを組む検察事務官・花岡尚子。真実を明らかにするためなら労力を惜しまない佐方にあきれつつ、ともに捜査に奔走するという役どころだ。瀧本は「佐方さんは事件に真正面に向かっていく方なので、尚子のことをあまり気にしていなかったりするんです(笑)。尚子も尚子で自分のペースを確保しているので、佐方さんに引っ張られることもなく、このコンビはお互いがいい意味でマイペースなんです」と分析する。
また初共演となる上川について瀧本は「常に現場の皆さんを楽しませてくださり、現場はとても和やかでした。上川さんは楽しくてやさしい方なので私が突如アドリブを言っても、受けて下さるんです!」とコメント。そして「社会や組織の中で自分の信念を大事にブレずに生きるのは時に難しいことだと思いますが、佐方さんを間近で見ていて、とても必要なことだなと感じました」「佐方と尚子、2人のコンビネーションをぜひ楽しんでいただきたいです」と呼びかけた。
なお8月30日にはシリーズ初となる配信限定トークイベントも開催。上川と瀧本が参加し、テレビ朝日公式LINEとテレビ朝日のYouTubeチャンネル、TELASAで配信される。イベントでは本作と同じく9月6日にオンエアされる「アニメソング総選挙」とのコラボが実現。声優の
酒井雅秋が脚本、兼崎涼介が監督を担当した「検事・佐方~恨みを刻む~」は、9月6日21時よりテレビ朝日系で放送される。
※兼崎涼介の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
ドラマスペシャル「検事・佐方~恨みを刻む~」
テレビ朝日系 2020年9月6日(日)21:00~22:54
瀧本美織 コメント
脚本を読んだ感想
細部にまで丁寧に描かれている物語で、罪を犯してしまった人はもちろん、さまざまな登場人物の感情が掘り下げてあり、とても伝わってくる脚本と感じました。
演じる花岡尚子について
事務官として佐方さんをサポートする役割ですが、佐方さんは事件に真正面に向かっていく方なので、尚子のことをあまり気にしていなかったりするんです(笑)。尚子も尚子で自分のペースを確保しているので、佐方さんに引っ張られることもなく、このコンビはお互いがいい意味でマイペースなんです。
尚子は誰に対しても分け隔てなくコミュニケーションを取る性格だと思うので、人との関わりを恐れず動いていくことを気にして演じました。佐方さんに対しても“とっちらかってもいいから調べてみましょう”というような柔らかさ、明るさを持って接しています。2人の関係性が垣間見えるシーンがたくさんちりばめられているので、事件を追いかけながら“コンビ感”も楽しんで見ていただきたいです。
初共演となる上川隆也の印象は?
常に現場の皆さんを楽しませてくださり、現場はとても和やかでした。上川さんは楽しくてやさしい方なので私が突如アドリブを言っても、受けて下さるんです! 今回は現場で偶然生まれること、自分も予期していないところで起きたハプニングなどがかなり反映されていて、そういうハプニングも楽しんでいこうと思いながら撮影に取り組みました。
“ブレない男”佐方についてはどう思うか?
かっこいですよね! ここまでパーフェクトな方がいるのかと思いました。自分の思いのままに突き進む、信念がブレないところは本当に尊敬します。でもちょっと私生活を覗いてみたいですね(笑)。
自分の“ここだけはブレない”と思うところは?
人の悪口を言わないことや常に感謝の気持ちを持ち、それをきちんと伝える、ということ。そこは自分自身、ブレていないところかなと思います。
視聴者へのメッセージ
社会や組織の中で自分の信念を大事にブレずに生きるのは時に難しいことだと思いますが、佐方さんを間近で見ていて、とても必要なことだなと感じました。この作品でも、組織と組織が対立するシーンは見ごたえがあると思います。シリアスで重いキャラクターが多い中、明るくて少々浮いたような尚子の存在、そして佐方と尚子、2人のコンビネーションをぜひ楽しんでいただきたいです。
h-minamoto @mori07112
瀧本美織が「検事・佐方」で上川隆也のバディに、「コンビネーションを楽しんで」(コメントあり) https://t.co/PesBJ6l06K