フランスの国民的大女優ファビエンヌと、その陰で複雑な思いを抱えて生きてきた娘リュミールの愛憎を描く本作。ファビエンヌを
YouTubeで公開された冒頭シーンは、ファビエンヌの自伝「真実」の出版祝いのため、アメリカらやって来たリュミールやハンクが空港に到着した際の和やかな場面だ。
通常の劇場公開版では母と娘の物語に焦点を当てるためカットされたシーンだが、明るい音楽とともにパリの街並みを映し出す開放的な雰囲気は、当初考えられていた作品の設定や脚本に近いという。是枝は特別編集版を「“愛蔵版”と呼んでいる」と明かした。このほか全編にわたって収録されたオーディオコメンタリーでは、フランスでの撮影の苦労、キャスト陣とのこぼれ話、本作の撮影中にこの世を去った樹木希林のエピソードなどを是枝が語っている。
コンプリート・エディションの特典映像には、撮影現場の是枝に密着したドキュメンタリー番組「是枝裕和×運命の女優たち」、ドヌーヴとビノシュが日本語吹替版キャストの宮本信子、宮崎あおい、佐々木みゆと登壇したジャパンプレミアの模様を捉えたイベント集なども収められた。
※宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
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是枝裕和のコメンタリー付き、「真実」BD収録の特別編集版から冒頭シーン公開 https://t.co/vHfd5Acb6z