NHK連続テレビ小説「エール」の取材会が本日12月18日に東京・NHK放送センターで行われ、キャストの
連続テレビ小説102作目となる本作では「栄冠は君に輝く」「六甲おろし」など生涯で約5000曲を生み出した作曲家・古関裕而と、その妻で歌手としても活躍した金子をモデルに、音楽とともに生きた夫婦の姿が描かれる。窪田が天才作曲家・古山裕一、二階堂ふみがその妻・関内音を演じ、裕一の父・三郎に唐沢、母・まさに菊池、弟・浩二に佐久本が扮した。
取材は三郎が4代目を受け継いだ呉服屋「喜多一」のセットで行われた。まず窪田が「撮影が始まって3カ月。和気あいあいと楽しくやってます。セリフが飛んでもみんなでカバーするような温かい現場です」と満面の笑顔で挨拶。続く唐沢が「むかつく俳優も2、3人いますけどね……」と言い出すと、窪田がすかさず「ダメ、ダメですよ!」と制止し会場の笑いを誘った。唐沢は「冗談はともかく、僕の奥さん(山口智子)が『純ちゃんの応援歌』で朝ドラの主演を務めたとき、僕はまだ無名でした。『これを話そう』って決めて取材に出ても僕には質問が来なかったんです」と笑い、「今日は佐久本くんに、どなたでもいいんで質問してやってください」と父親らしく呼びかける。それを受けた佐久本は「こんなに温かい家庭の次男として生まれてよかったです」としみじみと述べ、菊池は「皆さんの心に刻まれるように演じています。今日は浩二(佐久本)が一生懸命泣くシーンを撮りました。裕一はもちろん浩二にもエールをお願いします」とほほえんだ。
窪田は福島での撮影を振り返り「ハーモニカを吹くシーンは雨の中での撮影だったんです。ワンカットワンカット終わるたびに地元のエキストラの方がエールをくれて、温かくて力強いシーンになりました」と明かし、古関裕而が手がけた作品の中で好きな曲を問われると「僕は野球をやっていたので『栄冠は君に輝く』がすごく好きです」と声を弾ませた。
イベント中盤には唐沢が「この仕事をお受けしたのは窪田くんが主演だったこともあります」と言及する場面も。「これを機にもっともっと主役を張っていかなければいけない年代。そういう意味でも応援していきたいと思います」と窪田へエールを送る。菊池は窪田について「『非常に頼もしいな』と思って仕事をしています。そして窪田さんが頼もしいと思う唐沢さんもいる。頼もしさでいっぱいです!」と思いを口にした。さらに佐久本は「窪田さんは言葉がまっすぐで優しい人です。弟を演じていて愛情を感じてます」と力説。それを受けた窪田は照れながら「本当にいい子なんですよ」と佐久本に笑顔を向ける。
「ゲゲゲの女房」「花子とアン」に続きNHK連続テレビ小説への出演は本作で3度目となる窪田。初めて主演を務める心境を尋ねられると「今回は主役だからどうこうとかはないです」と素直に打ち明け、「看板は(二階堂)ふみちゃんだと思っているので。見つめ合いやセリフの交わし合いの中で、彼女がこの作品でしか出せない感情を表現できればよいなと願っています」と語る。さらに「いつも裕一と音が横並びで1歩ずつ進んでいくというのがこの作品の魅力。僕はふみちゃんがのびのびとできる環境を作るだけです」と力強く述べた。
NHK連続テレビ小説「エール」はNHK総合、NHK BSプレミアムで2020年春から放送される。
NHK連続テレビ小説「エール」
NHK総合、NHK BSプレミアム 2020年春放送スタート
関連記事
窪田正孝の映画作品
リンク
- エール |NHK_PR|NHKオンライン
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
唐沢「この仕事をお受けしたのは窪田くんが主演だったこともあります」/窪田正孝に唐沢寿明がエール「もっともっと主役を張っていかなければ」 - 映画ナタリー https://t.co/jszhXqInn0