「IT/イット」監督が日本のコスプレファンに大喜び、プロデューサーの姉と来日

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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」の公開直前ファンミーティングイベントが本日10月25日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、監督のアンディ・ムスキエティとプロデューサーのバルバラ・ムスキエティが登壇した。

「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」公開直前ファンミーティングイベントにて、左からバルバラ・ムスキエティ、アンディ・ムスキエティ。

「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」公開直前ファンミーティングイベントにて、左からバルバラ・ムスキエティ、アンディ・ムスキエティ。

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「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」ポスタービジュアル

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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」の27年後を舞台に、大人になったルーザーズクラブの仲間たちが新たな事件に立ち向かう本作。客席には正体不明のピエロ“ペニーワイズ”や、前作で行方不明になった少年ジョージと同じく黄色いレインコート姿のファンが多く見られ、アンディとバルバラは笑顔で観客に手を振る。

コスプレファンを見つけて喜ぶ登壇者たち。

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実の姉弟であり、仲の良さをうかがわせる2人。弟のアンディが「初めての来日なんだ! でも東京の感想を聞かないで。風邪を引いて24時間ホテルにいたから」と嘆くと、姉のバルバラは「これだけは言える。空港からホテルへ移動する間、カラオケバーが24軒ぐらいありました。弟はカラオケ大好きで、いつも遅刻ばかりだけどカラオケだけは絶対ちゃんと来るんです」とプライベートな裏話を明かした。

アンディ・ムスキエティ

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アンディは「1作目は子供の友情、2作目はトラウマについての映画なんだ」と本シリーズのテーマを説明する。「大人になったルーザーズは仕事の面では成功しているけど、みんな内面は壊れている。前作で起こったことによって、現在もがいている姿を描いているんです」と本作における内面描写に言及。また自身が初めて原作小説を読んだのは、偶然にも27年前だったという。「当時からスティーヴン・キングのファンで、僕にとってヒーローだった。彼からストーリーテリングの方法を学んだと言っても過言ではない。彼の言葉は私の魂に染み込んでいます」としみじみ語った。

バルバラ・ムスキエティ

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バルバラはキングとのエピソードとして、彼が著書のプロモーションでカナダ・トロントを訪れていた際に街で偶然出会ったと回想。「挨拶したら彼は大きなハグをしてくれて、『短パン姿のときに初めて会うなんて困ったな』と言っていました(笑)。今作の現場にも遊びに来て、孫息子さんと3日間滞在されていました。気前がよく人生経験も素晴らしい人。彼と一緒に仕事ができて光栄ですし、また一緒に何かできたら」と、いい関係を築けたことを報告する。

ハロウィンに向けて“ペニーワイズダンス”の手本を見せてほしいと頼まれ、実演するアンディ・ムスキエティ(右)。

ハロウィンに向けて“ペニーワイズダンス”の手本を見せてほしいと頼まれ、実演するアンディ・ムスキエティ(右)。[拡大]

ダンスによって筋肉を痛めたと訴えるアンディ・ムスキエティ(右)。

ダンスによって筋肉を痛めたと訴えるアンディ・ムスキエティ(右)。[拡大]

1990年代に映像化された原作を、なぜ再度映画化したのか問われたアンディは「非常に難しい質問だ」と熟考。そして「今の時代、恐怖の文化というものがあると思う。政府が“恐怖”によって私たちを分断させようとしているのではないか。(本作における)“それ”は、政治的なリーダーや現実世界にいるモンスターたちのシンボルになっている。なので今の時代と大きく関わっていると思う」と意見を述べる。「彼らが垂れ流す嘘や『人々はバラバラにならなければいけない』というメッセージに耳を傾けてはいけません。人間は団結したときに力がある、恐怖の文化と戦ってほしいというメッセージが『IT』には込められています」と熱く語って喝采を浴びるも、アンディは「長く話しすぎたね」と笑い、ペニーワイズのダンスをまねて観客を笑わせた。

「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」は、11月1日より全国ロードショー。

※「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」はR15+指定作品

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tAk @mifu75

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