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ドラマ「ピンぼけの家族」泉澤祐希、南沙良、柄本明がロケ地・諏訪の印象語る

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10月21日に長野・茅野市民館で行われた「ピンぼけの家族」ロケ取材会の様子。左から南沙良、泉澤祐希、柄本明。

10月21日に長野・茅野市民館で行われた「ピンぼけの家族」ロケ取材会の様子。左から南沙良、泉澤祐希、柄本明。

NHK信州発地域ドラマ「ピンぼけの家族」のロケ取材会が本日10月21日に長野・茅野市民館で行われ、キャストの泉澤祐希南沙良柄本明、制作統括担当の夜久恭裕、演出担当の木村優希が出席した。

フィルムカメラの生産地として一時代を築いた長野・諏訪地域を舞台とする本作。ある思いを胸に亡き祖母の写真を探す青年・裕介、彼が町で出会う女子高生・陽菜、カメラ修理技師の田村という3人の人物の人生が、“1つのフィルムカメラ”を通して重なり合っていく。裕介を泉澤、陽菜を南、田村を柄本が演じ、手塚理美、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、丸山智己もキャストに名を連ねた。

この日行われたロケで収録されたのは、75歳以上の人々を被写体とした「寿齢讃歌(じゅれいさんか)写真展」の会場を裕介、陽菜、田村たちが訪れ、写真を眺めるシーン。夜久は「長野放送局では、今年12年目になる『撮るしんスペシャル』という番組があります。写真をテーマとした企画で、NHK長野といえば『撮るしん』と言っていただけるほどなじみのあるものです。そうした写真をテーマにドラマができないか?ということで、この企画が立ち上がりました。さまざまな映画でご活躍されている高田亮さんに、家族を巡る温かい物語を書いていただきました。非常にセリフの少ない繊細なドラマです」と本作を紹介した。

木村は本作について「ドキュメントパートを取り入れています。ドキュメンタリー制作は前から自分がやっていたものなので、経験を生かすことができました」とコメント。「ドラマに出てくる写真はすべて本物で、そのうち8割以上は地域の皆様からお借りしているものです。合計で5000枚以上はあります」とこだわりを語った。

諏訪の人々の印象を聞かれると、泉澤は「とても親切。聞いたことを丁寧に教えてくださるんです。印刷までしてお薦めの場所を教えてくださったこともありました」と回答。「おじいちゃん、おばあちゃんたちもとても接しやすくて、昔の写真を見るとテンションが上がるのか、すごくお話をしてくれました。1つの質問を100倍にして返してくれるので、ドキュメンタリーのパートはかなり楽しかったです。これが撮影初日の出来事だったので、勢いがついて撮影がやりやすくなりました」と振り返った。

南は「地元の方々とまだあまりお話ができていないのですが、温かい雰囲気を感じています。全員で1つの作品を作り上げている印象があります」と述懐。柄本は「カメラ修理店での撮影があったんですが、その際にお店の方がコーヒーを淹れてくれたり、ラグビーワールドカップを一緒に観ようと話しかけてくださいました。待ち時間には実際に一緒にワールドカップを観ました」と話し、役作りについては「よくわかりませんが……書いてある言葉を言うのが仕事と思っています。自分の姿が変わるわけではない。芝居で視聴者の方々の想像力をかき立てることができたら、それでいいのではないかと考えています」と持論を展開した。

最後に木村は「ピンぼけの家族」というタイトルについて説明。「家族にはさまざまな形があるし、そもそも形としてはっきりしているものではありません。自分の中で『いびつでも家族』というテーマを掲げ、これを象徴する言葉として『ピンぼけ』を使いました」と述べた。

「ピンぼけの家族」は2020年3月4日22時よりNHK BSプレミアムでオンエア。

ピンぼけの家族

NHK BSプレミアム 2020年3月4日(水)22:00~

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