津波で長女を亡くした家族描く「ミゾロギミツキを探して」公開、予告編も

「スプリング、ハズ、カム」で知られる吉野竜平の監督作「ミゾロギミツキを探して」が、東京・K's cinemaで11月2日から8日まで1週間限定公開。予告編がYouTubeで解禁された。

東日本大震災の津波にのみ込まれ、いまだに見つからない長女ミツキの手がかりを見つけるために宮城・石巻から上京する一家を描いた本作。父母はTwitterで知り合った男の紹介で霊媒師のもとを訪ね、次女・風花はミツキの元恋人に会いに行く。オリンピックに向けて工事が進む東京をさまよい歩き、ミツキの記憶を思い起こしながら特別な1日を過ごす3人の姿が切り取られる。

本作に出演したのは、2018年春に開催された映画学校・ニューシネマワークショップ（NCW）のアクターズワークショップ「吉野竜平監督・映画出演クラス」に集まった15人。風花を演じる河合瑠果のほか、松木大輔、村田美輪子、駒澤晴信、守屋惠美、しゅはまはるみ、水原睦、川島信義、横江泰宣、鶴田翔、結城和子、香條眞穂、山岸佑哉、岬ミレホ、萌夏がキャストに名を連ねた。