キウェテル・イジョフォー、アフリカの実話もとにした初監督作を語る

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風をつかまえた少年」より、監督・出演を兼任したキウェテル・イジョフォーのインタビューとメイキング画像が到着した。

「風をつかまえた少年」メイキング写真より、キウェテル・イジョフォー(中央)。

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「風をつかまえた少年」メイキング写真

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実話をもとにした同名ベストセラーを映画化した本作。2001年に大きな干ばつが襲ったアフリカ・マラウイを舞台に、飢餓による貧困のため通学を断念した14歳の少年ウィリアムが、図書館で出会った1冊の本をもとに独学で風力発電を作り上げるさまが描かれる。

「風をつかまえた少年」メイキング写真

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これは、本日7月10日に42歳を迎えたイジョフォーの誕生日を祝して公開されたもの。1977年に英ロンドンで生まれたナイジェリア系のイジョフォーは、「それでも夜は明ける」の主演俳優として英国アカデミー賞主演男優賞を獲得し、一躍脚光を浴びた。約10年前に原作本を読んだという彼は「この映画のテーマに関心があり、自分自身の問題であると感じたから、監督する決心がついたんだ」と回想。さらに「感動的で希望にあふれ、人生で解決策を発見することの大切さについて触れている。アフリカの田舎のコミュニティの、解決することが不可能と思われるさまざまな問題を克服した事実はポジティブで、興味深かった。だから映画化したいと思ったんだ」と説明した。

「風をつかまえた少年」メイキング写真

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主人公ウィリアムの父親・トライウェルを演じたイジョフォーだが、最初は父親役には若すぎるという理由で出演するつもりがなかったという。「映画化に10年もかかるとは予想していなかったんだ。時が流れるにつれて、可能性が出てきたんだよ(笑)」と明かし、「私が監督や俳優であることで、他の俳優たちの心に触れることができ、それが物語の雰囲気やトーン作りの助けになり、家族のダイナミックさを描くのに役立ったと感じている」と語った。

なお、明日7月11日から13日には原作者のウィリアム・カムクワンバが来日する予定。「風をつかまえた少年」は、8月2日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。

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