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新海誠“王道とは少し違う”「天気の子」に自信、「あなたはどう?と投げかける作品」

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「天気の子」製作報告会見の様子。

「天気の子」製作報告会見の様子。

天気の子」の製作報告会見が本日7月2日に東京・東京ミッドタウンホールで開催され、監督の新海誠、キャストの醍醐虎汰朗森七菜本田翼、音楽を手がけるRADWIMPS、プロデューサーの川村元気が出席した。

本作は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を選択するさまを描いた物語。会見の冒頭では、新海の過去作の紹介から始まり「天気の子」の映像へとつながる5分超の“スペシャル予報”が解禁された。またRADWIMPSによる主題歌全5曲のタイトルが、すでに発表済みの「愛にできることはまだあるかい」「グランドエスケープ(Movie edit)feat.三浦透子」のほか、「風たちの声(Movie edit)」「祝祭(Movie edit) feat.三浦透子」「大丈夫(Movie edit)」であることも明らかになった。

公開が近付く今も、制作が進められている本作。新海は「なかなかしびれる状況です」と明かしながらも「とてもいい状態のフィルムになっていると思います。……ね?」と隣の野田を見やる。野田はその言葉に笑いながら「やっとこの画に会えたという感じです」とひと足先に観た映像の感想を述べ、音楽もギリギリまで調整を重ねていると語った。そして新海は「『君の名は。』がたくさんの人に観ていただけたから今の状況がある」と前作のファンに感謝を表した。

オーディションによって選んだ醍醐と森の声を、新海は「応援したくなる少年少女だと思っていただけるのでは。2人はこの作品のためにいてくれたと確信できるお芝居をしてくれた」と絶賛する。離島から東京へ家出した高校生・森嶋帆高役の醍醐は「観終わったあとに愛について考える作品。家族や友人など、身近にいる人を大切にしながら生きようと思いました」と、祈るだけで空を晴れにできる力を持つ少女・天野陽菜役の森は「新海さんはいつも優しい言葉をかけてくださる。私も優しさに包まれた声が出てるといいな」と緊張した様子でそれぞれコメント。女子大生・夏美役の本田は「自分の素の部分を大事にしました」とノーメイクに裸足で臨んだアフレコ時を回想した。

「君の名は。」に続いてのタッグとなった新海とRADWIMPS。新海は「僕が知らない少年少女の気持ちが曲に入っていて、それを発見していくような感覚」と野田から送られてきた楽曲に触れ、野田は「新海さんらしいし、意外性もある。すごく攻めていて新海節を発揮していた」と脚本を読んでの思いを伝える。さらに新海は「もういいと言っているのにRADWIMPSがひたすら曲を送ってくるんです……!(笑)」とメンバーとのやりとりを明かしたあと、「いい映画にしなければ」と決意を新たにした。

会見では、ロケーションに関する質問が寄せられる場面も。新海はその話がNG項目であることに恐縮しつつ「帆高が東京に来て、東京と同時に陽菜を発見していく話。その場所が少し違う輝き方をする画になればと思っています」と真摯に応える。そして最後に「エンタテインメント大作として、絶対損はさせない作品。王道の物語とは少し違うことをやっていると思います。あなたはどう思うんですか?と強く投げかける作品です」とメッセージを送った。

「天気の子」は7月19日より全国ロードショー。なお本作は、現時点で140の国と地域に向けた配給が決定している。

(c)2019「天気の子」製作委員会

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