「若おかみは小学生!」高坂希太郎、おっこの人物像に言及「ベクトルが真逆」

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第22回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展が、明日6月1日から16日にかけて東京・お台場の日本科学未来館ほかにて開催される。これに先駆け、本日5月31日にメディア向けの内覧会が行われた。

高坂希太郎

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第22回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展ビジュアル

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アニメーション部門では、フランスの映画監督・Boris LABBEによる短編「La Chute」が大賞に。そのほかセバスチャン・ローデンバックの「大人のためのグリム童話 手をなくした少女」、樋口真嗣が総監督を務めた「ひそねとまそたん」、石田祐康の「ペンギン・ハイウェイ」、高坂希太郎の「若おかみは小学生!」が優秀賞を受賞。また「透明人間」「Am I a Wolf?」「The Little Ship」が新人賞に選ばれている。

「若おかみは小学生!」の展示。

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「若おかみは小学生!」の展示。

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内覧会には、児童文学シリーズ「若おかみは小学生!」を長編アニメ化した監督の高坂が出席。本作は、両親を亡くし祖母が営む温泉旅館で暮らすことになった少女おっこが若おかみとして奮闘する物語だ。高坂は原作を初めて読んだ際の印象を「旅館業を営む主人公というところにほかの作品と違った視線があるんじゃないかと思ったんです。おっこはお客様第一で、自分の感情は抑えて『お客様にどうしたら喜んでもらえるのか』ということを常に考えている」と明かす。そして「最近よくある自分の気持ちをわかってもらいたいとか、本当の自分はなんだろう?ってことを考えるキャラクターとは、ベクトルが真逆だと感じたんです」とおっこの人物像を解説した。

「若おかみは小学生!」の展示。

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会場には、映画のイメージボードや絵コンテといった資料が並ぶ。高坂は「落書きみたいなものもあるので、最初は捨てようと思っていたんです。そうしたらプロデューサーが『ください!』と。こういう形で展示されて脂汗が出ています」と笑いを誘った。

同展では、アニメ部門のほか、アート部門、エンターテインメント部門、マンガ部門の受賞作品および功労賞受賞者の功績を一堂に展示。シンポジウムやトークイベント、ワークショップといったイベントも行われる。

※Boris LABBEのEはアクサンテギュ付きが正式表記

第22回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展

2019年6月1日(土)~16日(日)10:00~17:00 東京都 日本科学未来館ほか
※4日(火)、11日(火)は休館
料金:入場無料

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