横関大の同名小説をもとにする本作は、泥棒一家の娘と警察一家の息子の許されない恋を描くラブコメディ。泥棒一家“Lの一族”の娘で、家族の誰よりも盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み図書館司書として働く主人公・三雲華(みくもはな)を深田が演じる。瀬戸が演じるのは、警視庁捜査三課に所属する刑事であり、華と交際している青年・桜庭和馬。ドラマの冒頭で和馬は華を自分の実家に連れていくが、彼女が警察の人間ではないという理由だけで両親から結婚を反対されてしまう。
脚本を担当するのは「グッド・ドクター」の徳永友一。徳永と映画「翔んで埼玉」でタッグを組んだ
深田は「原作と脚本を読んで面白さに衝撃を受けたので、その時に感じた思いをそれ以上にして皆さまにお届けできたらなと思っています」とコメント。瀬戸は「脚本では原作の良さがさらにブラッシュアップされ、視聴者の方々に楽しんでいただく仕掛けもたくさん盛り込まれています。撮影が待ち遠しいです」と述べている。
木曜劇場「ルパンの娘」
フジテレビ系 2019年7月放送スタート 毎週木曜 22:00~22:54
深田恭子 コメント
原作、ドラマの脚本を読んだ際の印象
脚本を読んでから登場人物が自分の中に入ってくるまで、そして物語に対して自分の気持ちが入るまで、あっという間で自分でも驚きました。それくらい、原作も脚本も面白くて、本当に衝撃的でした。これほど、すんなりと物語に寄り添えることは、なかなかないなと思います。それほど面白いからこそ、“映像化した際にどうなるんだろう?”というのは、今の悩みでもあり楽しみでもあります。
映画「ヤッターマン」でドロンジョを演じて以来の泥棒役について
演じるのは泥棒ですが、登場人物それぞれが真面目に生きていて、それが面白く見えるといいと監督がおっしゃっていましたので、三雲華という女性が持つ、泥棒なんてやりたくないと図書館司書として普通に働く“昼の顔”と、盗みの才能に恵まれてどこかで血が騒いでしまう“夜の顔”という二面性をしっかり演じ分けられたらなと思います。
木曜劇場「隣の家族は青く見える」以来、1年ぶりの木曜劇場ドラマ主演となることについて
「隣の家族は青く見える」は妊活などを扱うドラマだったのに、今回は泥棒役ということで木曜劇場はすごく作品の幅の広い枠だなと感じました(笑)。
瀬戸康史と、ドラマ「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」以来およそ7年ぶりに共演することについて
瀬戸さんは、7年前から既に凜(りん)とされていた印象なのですが、昨年、「隣の家族は青く見える」のスタジオ撮影をしていた際、瀬戸さんがお向かいのスタジオで「海月姫」を女装姿で撮影されているところでごあいさつさせて頂いて、瀬戸さんは本当にいろいろな役を演じることができる方だなと思いました。瀬戸さんの女装姿がきれいすぎて、遠くから見た時にはきれいな女性だなと思っていたのですが、段々近づくにつれて“あ、瀬戸さんだ”とすごく驚きました(笑)。
視聴者へのメッセージ
原作と脚本を読んで面白さに衝撃を受けたので、その時に感じた思いをそれ以上にして皆さまにお届けできたらなと思っています。
瀬戸康史 コメント
オファーを聞いた際の率直な気持ち
深田さんとは久しぶりの共演ですし、武内監督とはご一緒したいと思っていたので、素直にうれしかったです。
原作、ドラマの脚本を読んだ際の印象
今まであるようでなかった発想に驚いたのと、斬新で、かつどこかジーンとさせるストーリー展開に夢中になりました。ドラマの脚本では原作の良さがさらにブラッシュアップされ、視聴者の方々に楽しんでいただく仕掛けもたくさん盛り込まれています。撮影が待ち遠しいです。
久しぶりの刑事役(「刑事 犬養隼人」以来)について
この作品はかなりの熱量と集中力、スピードが必要な作品です。これはもうスポーツです。加えて刑事ということで体重を10キロ増やしました。僕が演じる和馬は何事にも全力で取り組む、おもしろいくらい真っ直ぐな人間です。そしてさまざまな事件に巻き込まれ、運が良いのか悪いのか解決していきます。それから恋……和馬が男としてどう成長していくのか、僕自身も楽しみです。
木曜劇場ドラマ初出演について
社会派なものやミステリーの枠というイメージでしたが、今回のような挑戦的な作品に参加でき、背筋が伸びます。
深田恭子と、ドラマ「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」以来およそ7年ぶりに共演することについて
深田さんがいらっしゃると現場が明るくなります。まさに“華”があるからだと思います。いつも謙虚で、優しい心を持っていて、誰に対しても対等に接してくださる深田さんは、華そのものです。さらに、泥棒として振り切った深田さんが見られると思うと楽しみでなりません。
視聴者へのメッセージ
この作品はかなりぶっ飛んだ設定の上、監督からどんな要求をされるかわからない、脚本を読んだだけでは想像できないことだらけです。監督からは“現代版ロミオとジュリエットを真剣に演じてくれれば絶対面白くなるから”という言葉をいただいたものの、本当に大丈夫なのか?と震えています。“これは武者震い……これは武者震いだ”と自分に言い聞かせ、監督やスタッフ、キャストの皆さんを信じ、全てをさらけ出すのみといった心境です。是非、お楽しみに!
横関大 コメント
泥棒一家の娘と警察一家の息子が恋に落ちたらどうなるか。そんな思いつきから生まれた作品が「ルパンの娘」です。私にとって思い入れの強い作品であり、いつか誰かが映像化してくれるに違いない。そういう期待を私自身も胸に秘めておりました。それがこのたび映像化されるということで非常にうれしく思っています。深田恭子さん、瀬戸康史さんをはじめとする演者の皆様、監督等スタッフの方々が力を結集し、素晴らしいエンターテインメント作品を作ってくださることを期待しております。どんな「ルパンの娘」が誕生するのか。それを一視聴者として拝見するのが今から楽しみで仕方ありません。
稲葉直人(プロデューサー)コメント
「ルパンの娘」という秀逸なタイトル、泥棒一家の娘と警察一家の息子が恋に落ちる物語……これを聞いて読まずにはいられませんでした。予感した通りの面白さで一気に読了。すぐにドラマにしたい!と思い立ちました。しかし、この1冊の傑作小説、連続ドラマにするにはいささか分量が足りません。そこでドラマ版ならではのお楽しみを考えました。“普通の女の子になりたい”と泥棒家業から遠ざかって生きてきた主人公の華が、愛する彼・和馬を救うため、嫌々ながら泥棒スーツを身にまとうことになってしまい……しかし、ひとたびスーツを着ると大泥棒一家のDNAが騒ぎ出し、強く、かっこよく、そしてセクシーな泥棒になってしまう……そんな仕掛けを。その活躍がアダとなり、華は毎回望んでもいない怪盗にならざるを得なくなってしまうのです。
このぶっ飛んだ世界観を体現できる女優さんはそうそういません。“この人しかいない!”と、深田恭子さんの顔が浮かぶまで時間はかかりませんでした。ですので深田さんに引き受けていただけると聞いてから、正直、期待とワクワクしかありません。先日、泥棒スーツの衣装合わせでお会いしたのですが、深田さんの魅力がさく裂するドラマになると確信しました。
華の彼氏となる和馬は、どこまでも純粋でまっすぐ、ゆえに振り回される男です。そもそも、このドラマにはぶっ飛んだキャラクターたちが数多く登場します(後日発表させていただく出演者の方々もそれはそれは濃厚な布陣です)。和馬はそれらの面々に振り回され、しまいには愛する華にまで振り回される……そんな役をずっとお仕事したいと思っていた瀬戸康史さんに引き受けていただけることになりました。“振り回される男を演じさせたら右に出る者はいない”、そんな評論をどこかの記事で拝見したことがあります。ですので瀬戸さんには今回、思う存分振り回されてもらおうと思います!
なお、「翔んで埼玉」「テルマエ・ロマエ」の脚本・監督・プロデューサーが集まったもので、多少コメディー色が強めになる恐れがございます。ご容赦ください。でも、見てくださる方々にとにかく楽しんでもらい、ワクワクしてもらえるようなドラマを、真面目に作ろうと思います。
強く、かっこよく、セクシーな怪盗・深田恭子と、どこまでも振り回されるピュアな刑事・瀬戸康史に、是非ご期待ください!
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深田「原作と脚本を読んで面白さに衝撃を受けたので、その時に感じた思いをそれ以上にして皆さまにお届けできたらなと思っています」/深田恭子&瀬戸康史がドラマ「ルパンの娘」で共演、泥棒の娘と警官のラブコメディ - 映画ナタリー https://t.co/SJtECxEBoZ