三宅唱が体感した“21世紀の映画作り”、Web番組で「ワイルドツアー」を語る

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三宅唱が最新作「ワイルドツアー」を語るWeb番組「活弁シネマ倶楽部」の第23回がYouTubeにて配信されている。

三宅唱

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「ワイルドツアー」ポスタービジュアル

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山口情報芸術センター(YCAM)が実施する映画制作プロジェクト「YCAM Film Factory」の第4弾として制作された本作。三宅は約8カ月にわたり山口に滞在し、地元の中高生ととともに映画を完成させた。植物のDNAを解析し図鑑を作るワークショップを題材に、若者たちの青春模様を捉えた成長の記録がつづられている。

「ワイルドツアー」

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「ワイルドツアー」

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植物のDNAに関するワークショップは、実際にYCAMで行われているもの。三宅は研究開発チーム・YCAMインターラボにいる人々を、さまざまな分野の研究を続けたことで知られる南方熊楠に例え、映画製作との共通点を語る。ラボの人々の多くが非専門家であることから「誰でも熊楠になれちゃうみたいな。でもそれって映画の世界も一緒。ていうか、21世紀ってこういうことだったんだって初めて気付いた」とコメントした。映画では中高生たちがiPhoneで撮影した映像も使用されており、三宅は誰でも映画を撮ることができる時代という実感を改めて得たという。

「ワイルドツアー」

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左からMCの森直人、三宅唱。

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脚本に関する話題で、三宅は「最近考えが変わった。脚本は大事」と笑いまじりに切り出した。これまでを「他人の脚本をやったことがなくて、自分でも書く能力がなかった。でも現場で映画を作りたかったから『脚本がなくても作れる』と思ってたんです。なめてた」と振り返る。「ワイルドツアー」で中高生たちの出会いや別れ、恋、失恋といった物語を描いたことで脚本に対する考え方に変化があったそうで、「今回やっと“劇”が面白いわって思えるようになった」「暇さえあれば脚本を書いていたい」と語った。

「ワイルドツアー」は4月12日まで東京・ユーロスペースにて公開。その後、全国で順次ロードショーとなる。

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(c)Yamaguchi Center for Arts and Media[YCAM]

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難波阿丹 @AnniNamba

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