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佐野徹夜の同名小説を月川が実写化した本作は、死期が近付くにつれて肌が光るという原因不明の不治の病“発光病”を患う渡良瀬まみずと、彼女の願いを“代行体験”という形で叶えていくことになる岡田卓也の姿を描くラブストーリー。初日を迎えた永野は「なんか不思議な気持ちで。こんなに自分が出てる作品でも変に(気持ちが)温かくなったり、泣いたり。いつか皆さんのもとに届くんだと思ってたら、突然その日が来た感覚です」と顔をほころばせ、北村も「今までで一番バラエティ番組などで宣伝しました。母親からは『毎日あなたのことをテレビで見るので、ソワソワして心配です』と言われて(笑)」と家族とのやり取りを明かす。
舞台挨拶では映画の内容にちなみ、登壇陣が「人生を変えた運命の出会い」を語る。月川は「北野武」、北村は「寺尾聰」と、仕事をしていくうえで指針となるような言葉をかけてくれた人物とのエピソードを披露。この大物の並びに慌てた永野は方向性を変えて「スカウトマン」と回答し、「本当に人生を変えてくれた人なら」と笑いながら、小学校3年生のときに吉祥寺の靴屋でスカウトされたときのことを振り返った。
永野と同じ答えを用意していた甲斐は、大慌てで所属事務所・アミューズの先輩である福山雅治の名前を挙げる。高校1年生のときに原宿で「スカウトマンの怪しいスーツを着たおしゃれなおじさん」から名刺を渡されたときのことを述懐し、「そのときは名刺に書かれてた“アミューズ”が何かわからなかった」とコメント。しかしその会社名を見た母親が「福山……」とふいにこぼしたそう。甲斐は福山の大ファンである母親がアミューズの存在を知っていたことが、間接的に芸能界入りのきっかけとなっていることを明かした。
イベントの最後には、北村が永野に宛てた手紙を読み上げる場面も。このサプライズに永野は「どうしよ、どうしよ。もらってないよ、台本。もう泣いちゃう。みんな助けてー」とてんてこ舞い。手紙には、永野の現場での立ち振る舞いや演技の表現力を心の底から尊敬している北村の思いが凝縮されていた。途中から感極まった永野が、泣き顔を撮られないよう必死に顔を隠す一幕も。そして北村は「至極大人な考え方と人間性を持っているのにまだ19歳。さらにさらに人を魅了する女優になっていくのが楽しみで仕方ありません。また映画やろうね」と手紙を結ぶ。
感動した様子で「誰かティッシュー」と永野が助けを求めると、北村は「俺、ハンカチ持ってる」とすかさずフォロー。2人を脇で見守っていた甲斐は「イケメンかよ……」とつぶやいていた。最後に永野が「映画を観終わったあと、きっと悲しい気持ちにはならないと思うんです。それよりうれしいほうが強くて。余命0だからって悲しい映画にしたくないと勝手に思っていたんですけど、スタッフ皆さんが温かい映画を作るんだ、命が輝く映画を作るんだって考えていました。こうしてスクリーンを通して愛が伝わったんじゃないかな。本当に幸せな、温かい、涙があふれる映画が作れたと思っています」と語り、イベントは幕を閉じた。
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