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現代の新宿を舞台に、裏社会の始末屋(スイーパー)であり無類の女好きである冴羽リョウと相棒・槇村香の活躍を描いた本作。上映後の舞台挨拶で北条が恐る恐る「皆さん、どうでした?」と客席に呼びかけると、会場からは「最高!」と声が飛び大きな拍手に包まれる。この反応に北条は「マジ感動してる……」と肩を震わし、ほかの登壇陣も満面の笑み。こだまは「この映画を観るとしたらここの劇場ですよね!」と客席を見渡し、槇村香役の伊倉も「もう新宿が大変です! 帰りにあちらこちら見ていってください」と呼びかけ、冴羽リョウ役の神谷は「俺を呼んだのは君だろ……」とセリフを披露し会場を沸かせた。
映画には同じく北条が手がけたマンガ「キャッツ・アイ」のキャラクター、来生3姉妹が登場している。このコラボに北条は「いつかは来るだろうと思っていたけどこのタイミングだと思わなかった」と驚きを述べ、テレビシリーズと同じく次女・瞳に声を当てた戸田は「こんな機会が来るとは夢にも思わなかった。非常に懐かしい時間を過ごすことができた」とアフレコを述懐。また「まわりに『シティーハンター』と『キャッツ・アイ』のファンがこんなにもたくさんいたんだと気付かされました」と感慨深げに語った。
1999年のテレビスペシャルから、20年ぶりにリョウ役を務めた神谷は、オファーを受けたときのことを「声というより演技のテンポとか、スピード感に対応できるか不安があった」と振り返る。しかしスタジオに入り、レギュラー陣の声を聞いた瞬間にその不安もなくなったそうで「20年の時間があっという間に縮まりました!」とコメント。同じく不安だったという伊倉も「神谷さんの間抜けな“もっこり”を聞いて、100tハンマーで殴り飛ばしたら『あ、いけるかも』という気持ちになりました」と笑顔を見せる。女好きで事あるごとに“もっこり”してしまうリョウについて、伊倉は「相変わらずのもっこり具合でした。見事なもっこりで」とほほえんだ。
香の幼なじみ・御国真司役で出演した山寺は、デビュー2年目の頃に番組レギュラーとしてテレビシリーズにも参加していた。映画化をネットニュースで知ったそうで「俺と茶風林には(オファー)くんのかなーって待ってて(笑)。またリョウさんにやられる役でもなんでもいいから出たいと思っていたら、大変な役をいただきまして」と感謝を述べる。神谷は「今、山ちゃんが言ったように茶風林さん、大塚芳忠さん、山崎たくみさん、そしてもちろん山ちゃんも」と番組レギュラーとして参加していた声優陣の名前を出し、「我々は功労者と呼んでいます。プロデューサーとも絶対に出てもらおうねと話していたんです。出演していただき、僕も感激です」と明かした。
伊倉が「こうしてひさしぶりに演じるとちょっと欲が出てきた」と新たなテレビシリーズ化への期待を語ると会場から拍手が送られる場面も。神谷も、これに賛同しつつ「『ルパン三世』のようにときどき帰ってくる。そういうものになったらうれしい。今回の劇場版にも皆様のお力添えがものすごくあった。今僕たちが抱いている夢を実現させるためには、皆様のさらなるお力添えをいただきたいと思います。どうぞ今後とも『シティーハンター』をよろしくお願いします」と呼びかけた。そしてイベントの最後には、登壇陣全員が「もっこりー」と声を出しながら笑顔で写真撮影に応じた。
※冴羽リョウのリョウは、けものへんに「僚」のつくりが正式表記
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