映画「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」 PR

「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」玄田哲章インタビュー|奇跡に導かれ“戦友”たちが再び集結! 実写版海坊主?マフィア梶田も登場

「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」が2月8日に封切られる。本作では、1999年放送のテレビスペシャル以来、約20年ぶりに冴羽獠がカムバック! 冴羽獠役の神谷明、槇村香役の伊倉一恵といったアニメ版のオリジナルキャストが集結し、テレビシリーズで長く監督を務めたこだま兼嗣が総監督を担当した。

ナタリーでは本作の公開を記念し、映画とコミックの2ジャンルで特集を展開。映画ナタリーでは、海坊主を演じる玄田哲章にインタビューを実施し、玄田が思わず“奇跡”と呼んだキャスト再集結の裏側や、長く愛される海坊主という男の魅力、長いキャリアの中で培った職業観について話を聞いた。また特集の後半には、海坊主に似ていると話題のライター・マフィア梶田も登場! 見た目に違わぬ海坊主との共通点や、ファン目線から「シティーハンター」について熱く語ってもらった。

取材・文 / 山里夏生 撮影 / ツダヒロキ(P3)

玄田哲章インタビュー

最初は喜びよりも、ホント?

「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」ビジュアル

──テレビスペシャル「緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期」以来、約20年ぶりの「シティーハンター」が、劇場で上映されます。劇場版製作について聞いたときの感想をお聞かせください。

奇跡かなと思いました(笑)。スタッフの方々が企画して、それが通ったこと自体が奇跡ですね。最初は喜びよりも、ホント?って気持ちのほうが強かったんです。でも、オリジナルキャストでいくという話が来てからは、これはもう楽しみだなとワクワク感が高まりました。

──現在、海坊主を主役にした「CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常」(参照:コミックタタン特集 えすとえむインタビュー&海坊主(シティーハンター)トリビュートイラストギャラリー)というスピンオフマンガが人気を集めています。いまだにこうして海坊主というキャラクターが愛されているのは、なぜだと思われますか?

「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」より、玄田哲章演じる海坊主。

なぜというのはわからないですねえ。朴訥としているし、口下手だし……。最初のテレビアニメでは、海坊主自体がそんなに登場しなかったんですよ。あるシリーズからレギュラーキャラクターになったんですが、そのときは魅力なんて考えずにやってました。

──じゃあ、当時はここまで人気が出るキャラクターだとは思ってなかったんですね。

全然! もちろんそういった話を聞いてうれしいんですけど「不思議だなあ」という感じですね。

やるかやられるか、アフレコは1回1回が勝負

──アニメ「シティーハンター」は1987年に放送が開始されましたが、同時期に玄田さんはアーノルド・シュワルツェネッガーの吹替もやってらっしゃいますね。

シュワルツェネッガーの前に「ランボー」シリーズでシルヴェスター・スタローンの吹替もやっていました。彼もすごいムキムキだから、当時はそのイメージで仕事が来ていた部分もあったと思います。一方で、NHKの「こんなこいるかな」という作品では2歳児の12キャラクターを全部1人でやっていましたから(笑)。その他いろんなキャラクターもやらせてもらっていて、面白い時代でしたね。

──海坊主というキャラクターがほかの作品に生きたことはありますか?

似たようなキャラクターでもやっぱり違うんですよね。事前にこういうふうにやろうとは考えないで、そのときパッと画面を見た印象や、監督の演出でキャラクターを作り上げていきます。

──以前に収録スタジオをプロレスのリングに例えたインタビューを拝見しました。

そうそう。画面に勝つか負けるか、やるかやられるかみたいな。そのへんの駆け引きは非常に難しいものがあって、阿吽の呼吸のようにうまく同調できればいいんですけど、実際は毎日体調も違うし、難しい役もあるし。そんな中で1回1回が勝負だという気持ちでやっています。

──玄田さんのような大ベテランの方でも、毎回そうなんですね。

うん。プロレスでも、上のクラスに行くとリングでの反応速度が全然違う。それと同じように、マイクの前で考えなくてもセリフやニュアンスを出せるように持って行きたいなと日々思っていますね。

「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」
2019年2月8日(金)全国公開
ストーリー

裏社会ナンバーワンの腕をもつシティーハンター冴羽獠と、彼の相棒・槇村香が営む事務所に、モデルの進藤亜衣からボディガードの依頼が舞い込んできた。一方、海坊主と美樹は傭兵が新宿に集結するという情報を入手するが、傭兵たちの狙いはなんと亜衣だった……。巨大な陰謀を前に、獠は亜衣と新宿を守りぬくことができるのか!

キャスト

冴羽獠:神谷明

槇村香:伊倉一恵

進藤亜衣:飯豊まりえ

御国真司:山寺宏一

野上冴子:一龍斎春水

海坊主:玄田哲章

美樹:小山茉美

ヴィンス・イングラード:大塚芳忠

コニータ:徳井義実(チュートリアル)

来生瞳・来生泪:戸田恵子

来生愛:坂本千夏

スタッフ

原作:北条司

総監督:こだま兼嗣

脚本:加藤陽一

チーフ演出:佐藤照雄、京極尚彦

キャラクターデザイン:高橋久美子・菱沼義仁

総作画監督:菱沼義仁

美術監督:加藤浩(ととにゃん)

色彩設計:久保木裕一

撮影監督:長田雄一郎

編集:今井大介(JAYFILM)

音楽:岩崎琢

音響監督:長崎行男

音響制作:AUDIO PLANNING U

アニメーション制作:サンライズ

配給:アニプレックス

玄田哲章(ゲンダテッショウ)
1948年5月20日生まれ、岡山県出身。野沢那智主宰の劇団薔薇座に入団後、1972年にテレビアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」で声優デビュー。主な出演作には、岩鬼正美役の「ドカベン」、スッパマン役の「Dr.スランプ アラレちゃん」、海坊主役の「シティーハンター」、戸愚呂弟役の「幽☆遊☆白書」などがある。またアーノルド・シュワルツェネッガーの吹替声優としても知られる。