「倫敦(ロンドン)から来た男」などで知られるハンガリーの監督、
2011年製作の「ニーチェの馬」を最後に、56歳で映画監督からの引退を表明したタル。「サタンタンゴ」はジム・ジャームッシュやガス・ヴァン・サントら映画監督に大きな影響を与え、作家のスーザン・ソンタグが「7時間すべての瞬間が圧倒的で心を奪われる。残りの人生で毎年観たい傑作」と激賞した7時間18分に及ぶ大作だ。クラスナホルカイ・ラースローの同名小説が原作となっており、全編で約150カットという長回しで構成されている。
日本ではこれまで映画祭上映のみだった「サタンタンゴ」だが、今回の劇場公開では35mmフィルムにこだわり続けてきたタルが初めて許可した4Kデジタルレストア版が披露される。本作の4Kデジタルレストア版は、ドイツ現地時間2月7日に開幕する第69回ベルリン国際映画祭フォーラム部門にも出品されることが決まった。
「サタンタンゴ」は東京のシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラストシネマ有楽町で公開。
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タル・ベーラの映画作品
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