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「仮面ライダービルド」最終話で桐生戦兎が生み出した新世界を舞台に、万丈龍我 / 仮面ライダークローズが主人公の物語を描く本作。万丈役の赤楚は「プロテインの貴公子、万丈龍我だ!」と本作のセリフを用いて自己紹介する。また「ビルド」レギュラーキャストである石動美空役の高田は「みーんなのアイドル、みーたんだよ! ただいまー!」と、滝川紗羽役の滝は「すべては、仮面ライダークローズのために!」と挨拶した。
主演を務めた赤楚は、台本を受け取ったときのことを「1ページ目に僕と(スーツアクターの)永徳さんの名前があってうれしかった」と振り返る。「ビルド」テレビシリーズのクランクアップから3日後に撮影開始となった本作について、高田は「仮面ライダーに関わらせていただくのはこれが最後。本当の本当の集大成にしたかったので、気合いが入っていた」と思いを語った。
「ビルド」最終回後の物語を描く本作の劇中では、仲間たちが記憶を取り戻すことから、赤楚は「これからはカズミン(猿渡一海)にじゃがいもをもらったり、紗羽さんからお金をもらったりして、平和な生活ができたらいいな」と想像を膨らませる。また滝が「ある1人の方は記憶が戻らなかったんですけど……」とほのめかすと、本編を鑑賞済みの観客から笑いが起こった。さらに滝は、氷室幻徳役の水上剣星との現場での思い出を「1つだけ苦労したのは、幻徳さんのスーツ姿を間近で見て、笑いがこらえられなかったこと」と告白。すると赤楚や高田も一緒になって「不動産屋のおじさんみたいなやつでしょ?」「自電車こいでどっか行ってたよね?」「愉快なおじさん!」と笑い合っていた。
小道具にこだわったという山口は、新世界での“黒髪”万丈のポスターは、“茶髪”万丈によって落書きされていることを明かす。すると赤楚は「あのポスターの僕の上裸を見て、2人(高田と永尾)が『無理なんだけど』って言ってて。まりやちゃんは『生理的に無理』、夏帆ちゃんは『わき毛がはみ出てる』とか……」と落ち込んでみせる。本作のヒロイン馬渕由衣役の永尾は「(この現場は)サッと終わっちゃうのかなと思ったら、皆さん本当に優しくて、しゃべりかけてくれた。私も中に入れてくれるんだ!と思った」と、高田らと打ち解けたことを笑顔で述懐した。
ダンサー柿崎悟志役で出演した進藤は、「超星艦隊セイザーX」のアド / イーグルセイザー役や「海賊戦隊ゴーカイジャー」のシド・バミック / バリゾーグ役、さらに“オチョダイエット”のインストラクターなどとして知られる。劇中では変身シーンもあることから「一生変身せずに終わると思っていた。変身という2文字はすごく貴いものですから」と感慨深げに述べつつ、役作りについては「進藤さんで」「オチョで」と指示されたことを暴露。赤楚は、共演者たちとともに現場でオチョダンスのレッスンを受けたそうで「そこでチーム一丸になった気がした」と言うが、進藤は「僕はむしろ、心が離れていく気がした……」と寂しげに返す。そんなレッスンの模様を滝は「剣星さんが『おっ、楽しい』って小さい声で言ってました」と明かした。なおダンスレッスンの様子は、Blu-ray / DVDの特典映像として収録される。
最後の挨拶では、今までジョークとして「ビルド」の“ヒロイン”扱いを受けてきた赤楚が「ネタとして“ヒロインの万丈龍我”って言ってたんですけど、夏帆ちゃんがインタビューで悲しいと言っていたので、この場を借りて謝りたいと思います。すみませんでした!」と頭を下げる。高田に「許す!」と言われた赤楚は、「ビルドのヒロインは夏帆ちゃんです!」と改めて宣言した。
「ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ」は、1月25日から期間限定で劇場公開されたのち、4月24日にBlu-ray / DVDが発売される。
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