BOMIは「生きづらさは、一生懸命に生きようとしているから生まれる」「それでも『ナニカ』を求めてしまう貪欲なわたし達が、ただ有り有りと映し出されている」とコメント。ドキュメンタリー監督の池田を演じた岩瀬は「自分がいかに日々惰性で世界を認知しているか、自分の感覚がいかに鈍感であるかを気づかされました。説教するでもなく、ある視点について気づかせてくれる映画ではないかと、僕は思います」と述べている。
「シスターフッド」は3月1日より東京・UPLINK渋谷ほか全国で順次公開。
BOMI コメント
これは映画なのか。
……ドキュメンタリーなのか?
触れたことのない不確かな心地に一抹の不安と、だけど確かに興味を引き寄せられていった。映像を見る前には、実はとても怖かった。何年も前の自分が、何を話し、何を考えているのか、それを知るのが怖かった。見終えた今、その時に、カメラを止めなかった西原監督に、感謝している。
生きづらさは、一生懸命に生きようとしているから生まれる。なにもかもに諦めがついていれば、人生なんてそんなもんだと受け入れられるのだろうから。だけどそれでも「ナニカ」を求めてしまう貪欲なわたし達が、ただ有り有りと映し出されている、そんな風に感じた。時代の風景として。
岩瀬亮 コメント
オファーをお受けした時にドキュメンタリー部分のカットをいくつかみせてもらいながら、いろんなことを考えました。見せてもらったその映像からは、カメラを向ける側にも向けられる側にもある種の覚悟を感じたからです。監督がこの映画を撮ろうとした覚悟と、同じくらいの覚悟を持たなければいけないと思いました。
そして、ドキュメンタリーの中を生きる人間とフィクションの中を生きる人間を一つの同じ作品の中に共存させることは、とてもチャレンジングなことだと思っていたので、どのような仕上がりになるのか撮影中は想像がつきませんでした。完成した映画は、ドキュメンタリーでもあり、物語でもあり、詩でもあり、写真でもあり、音楽でもあり、そのどれでもないものでもありました。それら全てが融合して、現代に生きる女性、男性、人間の在り様が浮き彫りとなっていたように感じます。と同時に、これは撮影中監督を演じながらも思っていたことなのですが、自分がいかに日々惰性で世界を認知しているか、自分の感覚がいかに鈍感であるかを気づかされました。説教するでもなく、ある視点について気づかせてくれる映画ではないかと、僕は思います。
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