谷崎潤一郎「鍵」と江戸川乱歩「人でなしの恋」原案の2作品、予告編が解禁

「鍵」「人でなしの恋」のポスタービジュアルと予告編が解禁された。

主人公が配偶者を奪われるという共通点がある2つのストーリー。谷崎潤一郎の小説を原案とする「鍵」では、歳の離れた妻・郁子を性的に満足させられないことに悩む中年の大学教授・神田が、自身の教え子の大学院生・木村に対して郁子が色目を使う姿を目の当たりするところから物語が展開していく。神田を水澤紳吾、郁子を桝田幸希、木村を水石亜飛夢、郁子の妹・敏子を秋谷百音が演じた。

江戸川乱歩の小説を原案とする「人でなしの恋」では、マッチングアプリで出会った青年・門野と結婚した主人公の京子が、夫が自分以外の誰かを愛しているのではと疑惑の念に駆られ、真相を追うさまが描かれる。兎丸愛美が京子、細田善彦が門野、渋江譲二が京子とただならぬ関係になる探偵・野村に扮した。2作品の監督・脚本を井上博貴が担当する。

YouTubeで公開された「鍵」の予告編には、郁子と木村の関係に興奮する神田の姿が。「人でなしの恋」の予告編には、京子の幸せな結婚生活が変化していくさまが映し出された。

「鍵」「人でなしの恋」は6月25日に東京・池袋HUMAXシネマズで公開。なお、公開初日には2作品のキャストが登壇する舞台挨拶も実施される。舞台挨拶のチケットは6月13日16時に池袋HUMAXシネマズの公式サイトおよび劇場窓口で発売となる。詳しくは公式サイトで確認を。