NHK大河ドラマ第57作「西郷どん」の
本イベントは「西郷どん」で西郷隆盛を演じる鈴木から、「いだてん ~東京オリムピック噺~」の日本で初めてオリンピックに参加した男・金栗四三役の勘九郎と日本にオリンピックを呼んだ男・田畑政治役の阿部にバトンを引き継ぐ恒例のセレモニー。鈴木はすっかり「いだてん」仕様になったスタジオを見回し「俺たちのスタジオが!と、ちょっと寂しい気持ちになりました(笑)。同時に、これが明治45年のセットだとお聞きして。西郷さんは明治10年に亡くなられたのですが、一生懸命築いた時代の先で、新しい世代の人たちが日本を象徴するようなオリンピックに向かっていくんだなと思うと感慨深いです」と口にする。
金栗が箱根駅伝の創設に関わった人物であることから、イベントでは鈴木から勘九郎と阿部にたすきが手渡された。勘九郎は「先週も先々週も切なくて……」と「西郷どん」の感想を伝え、「体も心も大きな愛あふれる西郷さんからたすきをいただき、気が引き締まる思いです」と感謝。阿部も「ちょうど(『西郷どん』が)明治で終わり、僕らも明治から始まるので、ここからバトンをつないでいきたいです」と前を見据えた。
恒例となっているゆかりの品の交換では、鈴木が鹿児島の名産・さつま揚げを、「いだてん」組はストックホルム五輪にちなんで勘九郎が特製マラソン足袋、阿部がスウェーデンの菓子を互いにプレゼント。また勘九郎が「撮影中、何が大変でしたか?」と尋ねると、鈴木から「世間から隔絶されてタイムスリップしたような状態になる。ワールドカップを観られなかったので、世間から置いていかれる寂しさはあるかもしれない」と回答が。すると勘九郎は「ワールドカップのとき、すでに撮影始まってましたけどガンガン観てました……」と反省する。
続いて阿部の「つらい時期もありましたか?」という質問に、鈴木は「前半はみんなエネルギーがあるけど、後半になるにつれて息切れすることもあったかも」と返答。「そういうとき、僕の場合は母校の大学に行って自分がお芝居を始めた頃の初心に帰ってみました。そこでセリフを覚えたり。恥ずかしいですけどね」と続けると、阿部は「へー!」と感心した表情に。しかし勘九郎から「絶対やらないですよね?」とツッコまれ、阿部は「大人計画っていう事務所が家の近所なので。そこに行きます!」と神妙な面持ちで宣言した。
最後に、鈴木は「次回含めあと2回(の放送)です。演じた感想としては、温かく明るい最終回になると思っています」と視聴者にメッセージ。勘九郎は「いだてん」について「宮藤(官九郎)さんの脚本が本当に面白い。1話の中で時代や場所が行ったり来たりして、面白さが凝縮されている。笑って観られる作品です」とアピールし、阿部は「『いだてん』に出てくる人物は、ほとんど知られていない人たち。こういう人もいたんだなと注目していただけたら」と強調した。
「西郷どん」は12月16日に最終回を迎える。「いだてん ~東京オリムピック噺~」は1月6日より放送開始。
西郷どん
NHK総合 放送中 毎週日曜 20:00~ほか
※2018年12月16日(日)に最終回
いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~
NHK総合 2019年1月6日(日)スタート 毎週日曜 20:00~ほか
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